病院実習報告会を実施しました。
3月1日(月)、世田谷キャンパスにて、令和2年度 病院実習報告会を実施しました。今回は感染対策を徹底した対面と遠隔によるハイブリッド開催とし、病院実習Ⅰ・Ⅱを終了した2、3年生と教職員だけでなく、次年度に実習を控える1年生が参加しました。
今年度の履修学生は、新型コロナウイルス感染症の第2波の中で、例年より短い期間の実習になりました。2年生は日勤3日間、3年生は5日間の日当直で実際に経験した症例から得られたことや、病院実習を通して学修したことなどを、それぞれの医療機関ごとに発表しました。報告会では学生が積極的に挙手をして質問をするだけでなく、医学的知見を小川学科長や鈴木准教授、救急救命専門指導教員からいただくことができました。活発な質疑応答が行われただけでなく、お忙しい中実習先の医療機関からもご参加をいただき、講評をいただくこともできました。
新型コロナウイルス感染症拡大により他の養成課程で実習が中止となる中で、救急医療学科は19もの医療機関にご理解とご協力をいただき、感染者を1人も出さずに実習を終了できたことに心から感謝申し上げるとともに、今年度のこの実習成績を誇りに思う次第です。対新型コロナウイルス感染症の医療の最前線で実施されている感染対策や、医療従事者の方々の傷病者対応方法や接遇などを実際の現場で学修することで、学生は医療人としての第1歩を踏み出しました。感染対策のために実技ができなかった学生もいますが、日々最前線で感染の危険を顧みず奮闘する医療従事者の方々の背中を見ることで、今だからこそ学べる特別な経験を得ることができたと考えています。学生からは、「命の尊さを改めて実感した」「人の命を救うことの難しさを学んだ」「徹底した感染対策を間近で学び、自分の感染対策はまだまだだと思った」「院内での救急救命士の在り方について理解することができた」などの意見もありました。
今年度実習にご協力をいただきました医療機関の皆様には深く御礼と感謝を申し上げますとともに、引き続きのご指導も得られますと幸いです。今後も引き続き、よろしくお願いいたします。
【令和2年度 病院実習先医療機関】
病院実習Ⅰ(初期・二次救急医療機関)8施設
・南町田病院
・南多摩病院
・東京曳舟病院
・平成立石病院
・西新井病院
・日野市立病院
・苑田第一病院
・AOI国際病院
病院実習Ⅱ(3次救急医療機関)11施設
・聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院
・昭和大学 藤が丘病院
・さいたま赤十字病院
・青梅市立総合病院
・独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院
・東邦大学医療センター 大森病院
・横浜市立大学附属市民総合医療センター
・東京医科大学 八王子医療センター
・国立国際医療研究センター
・自治医科大学附属さいたま医療センター
・埼玉医科大学 国際医療センター