NGO向けファーストエイド研修
NGO向けファーストエイド研修を開催しました。
NGO安全管理イニシアティブ (JaNISS:Japan NGO Initiative for Safety and Security)
災害人道医療支援会(HuMA:Humanitarian Medical Assistance)
が主催となり、
救急医療学科が全面バックアップをして実施をしています。
国内外で活躍されているNGOの皆様12名に対して
本学科の1年生から4年生まで17名、大学院生12名が参加しました。
午前は、基礎的な内容を学ぶため、1名の受講生に対して、2台のシミュレーターと1台のAED、1名のインストラクターを配置した、心肺蘇生法の講習会と外傷初期対応・止血帯の使用方法の実習を行いました。
【心肺蘇生法・外傷初期対応】
午後は、実践を学ぶため、心肺停止、銃創、交通事故、多数傷病者対応についてシミュレーションを行いました。
本学がJaNISS様と一緒に作成した、オリジナルVirtula Reality(VR)教材を使用し、VRを視聴した後、各シミュレーションを実施しました。
【オリジナルVR教材】
【シミュレーションの様子】
NGOの皆様が活動する海外を想定した講習会のため、
119番や救急車がない地域での対応や文化や宗教を考慮した対応が必要などをテーマに加えています。
このような講習会は、国際的にも稀で、受講生だけでなく海外の関連団体の方からも非常に高い評価を頂いています。
また、参加した学生からは、
「救急車がない地域でどのようなファーストエイドができるのか疑問を持ち考えるきっかけになった」
「臨機応変に対応するためには事前の調査やアクションプランが必要であることを学んだ」
「活動する国や地域で文化や宗教など考え方が異なり、より知識が必要であることを感じた」
「受講生の皆様が積極的で、必ず質問されていた。普段から自ら考え、意見を持ち、行動する姿勢を学んだ。」
といった意見がありました。JaNISSとHuMA連名の感謝状を頂き、参加した学生が非常に喜んでいました。
今後も、「より実践に近い」かつ「質の高い」講習会になるよう、全力で取り組んでいきたいと思います!
*写真撮影の時のみマスクを外しています*