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災害ロジスティクス演習を行いました!

新型コロナウイルス感染症に対して、最前線で対応しているすべて方に感謝申し上げます。

救急医療学科は3つの柱があり、その1つに「災害現場で責任を果たせるリーダーシップ育成」を掲げています。実践的な災害演習を学ぶ場として、2021130日、31日と「災害ロジスティクス演習」が開講されました。

災害ロジスティクス演習は2019年度より開講され、今年で2回目となりました。昨年に引き続き、日本災害医学会災害医療ロジスティクス検討委員である、日本赤十字社高桑大介先生と岩手医科大学藤原弘之先生を講師としてお招きしています。また、演習では、日本医科大学多摩永山病院救命救急センターの久野将宗先生やの厚生労働省DMAT事務局大野龍男様をはじめとした、災害医療の最前線の皆様にコントローラーとして参加して頂きました。心より御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染症により、中止の可能性もありましたが、講師の先生やコントローラーの皆様の「ロジスティクス能力」の高さ、そして学生の学びたいという意欲により素晴らしい演習を行うことができました。

学生はこの1年間、遊びたい気持ちを抑え、新型コロナウイルス感染症対策学びました。20207月と8月に病院実習を行い、9月からは週に1回は対面で実習を行っています。新型コロナウイルス感染症対策に対する正しい知識と技術があれば、感染拡大を起こさないことを体得しました。これからも油断をせずに、学生と共に新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら教育の質を落とさず、素晴らしい救急救命士を養成したいと思います。

日体大は日体ファミリーという言葉があります。私たち教員は学生を自分の家族だと思って教育しています。ぜひ皆様に日体ファミリーの一員となって頂き、今後とも日体ファミリーを宜しくお願い致します。

以下「災害ロジスティクス演習」の概要です。*この詳細は20213月に開催される第26回日本災害医学会総会・学術集会で発表予定です。

【災害ロジスティクス演習】
1/30 (1日目)

学生は8班に分かれ、各班で本部運営組と現場派遣組に分かれました。組織図を作成し、Microsoft Teamsを活用して情報管理を行いました。現場派遣組は都内に設置した要支援機関と仮避難所を訪問し与えられたミッションに取り組みました。業務中クロノロジーやGPSによる位置共有、コンタクトパーソンの把握や会計報告を行いました。
1/31(2日目)

対面とオンラインのハイブリッドで発表会を行いました。各班で実施したロジスティクス業務や訪問先の地域防災計画から最寄りの災害拠点病院、避難所・福祉避難所、緊急医療救護所などを把握し、物資の調達や罹災証明の手続き方法を発表しました。その後、災害医療ロジスティクスの達人になるために、講師の高桑先生、藤原先生から講義をして頂きました。お二人の講師からあった「ロジスティクス力とは、人間力である」という言葉が、学生の胸に響いていました。

公開日 : 2021-2-2 category : 活動報告