令和6年 能登半島地震・豪雨災害 支援活動報告
2024年1月1日に発生した能登半島地震は、石川県全域に甚大な被害をもたらしました。特に能登町、輪島市、珠洲市では住宅の倒壊やライフラインの断絶が発生し、復旧作業とともに早急な支援が求められました。
🚑 ロジスティクスチーム発足と後方支援活動(2024年1月1日~)
地震発生直後、日本体育大学は即座に活動を開始。救急医療学科の教員・学生が中心となり、日本医科大学・日本体育大学合同AMAT(All Japan Hospital Medical Assistance Team)を支援するため、学生10名が後方支援活動に参加しました。

後方支援チームは、SNSやインターネットを活用したリアルタイム被害状況の確認、Web会議による情報共有、クロノロ記録や引継ぎ資料作成などを行い、現地支援を円滑に進めました。

🛁 入浴支援ボランティア活動(2024年3月6日~30日)
震災から2か月後、能登町では入浴困難な高齢者への支援が必要となり、日本体育大学救急医療学科から教員8名、学生13名(計21名)が入浴支援ボランティアとして派遣されました。

学生たちは、特別養護老人ホームや福祉避難所での入浴支援を通じて、地域住民の健康維持に貢献しました。
☔ 令和6年9月 豪雨災害支援活動(2024年9月26日~29日)
地震からの復興が進む中、9月21日には台風14号に伴う記録的豪雨が能登半島を再び襲いました。輪島市、珠洲市、能登町では土砂崩れや浸水が発生し、医療支援・施設復旧が急務となりました。
日本体育大学からは、大学院生5名、教員5名、学生14名(計24名)の支援チームが派遣され、診療所や公共施設、住宅で支援活動を実施。特に浸水被害を受けた診療所の復旧に力を尽くしました。


🌟 活動を通じて得たもの
能登半島地震および豪雨災害での支援活動は、学生にとって貴重な実践経験となり、災害支援の重要性を深く理解する機会となりました。
医療支援、施設復旧、生活支援を並行して進める中で、学生たちは「迅速な行動力」と「人間力」の重要性を体得しました。後方支援チームによる情報整理や、現地支援チームの連携は、災害現場で支援を成功に導くために不可欠であることを改めて認識しました。
🖇️ 活動実績ポスター(PDF)
詳細な活動内容は、以下のポスターからご覧いただけます。