救急医療学科・女性救急救命士の活躍推進プロジェクトの一例 ・女性救急救命士の救急隊活動(活動内容の検討、VR動画教材制作) ・女性救急隊員の認知度とニーズに関する調査 ・女性学生の職業選択に関する意識調査 ・女性救急救命士の身体負担軽減に関する実証研究 ※上記は一例であり、各研究には男性教員や男性学生も一緒に取り組んでいます。
5月22日、「第2回救急医療学科メディカルラリー」を実施しました。
メディカルラリーは、仮想の救急現場に出動し、救急救命の知識や技能の評価を受けるチーム競技です。
救急医療学科では、学年の垣根を越えて、1年生から4年生までのホームルームのクラス対抗でこの競技を行っています。
参加した学生からは、「勉強に対するモチベーションが上がった」「先輩のように活動できるように頑張りたい」「今回はスタッフとして参加したが、次回はプレイヤーとして競技に参加したい」「感染防止に注意して、このような機会を設けてくださって感謝します」など前向きな声が上がっていました。
競技終盤には、上級生も下級生も関係なく、チームで一丸となって傷病者の救命に取り組む姿が見られ、想定を作った大学院生や上級生、大会を支えたボランティアスタッフ、各クラスの担当教員、見学に来た卒業生にも感動の輪が広がっていきました。
救急医療学科では、今後も「学生の心に火をつける」教育を推進していきます。
※感染防止対策として、体温測定・行動履歴の管理・マスクやゴーグルの着用・手指消毒と資器材消毒の徹底・会場の換気・10分以上の接触禁止等を徹底しております。
1970年に誕生した米国シアトル市の救急隊Medic Oneは2020年で50周年を迎えました。
その記念誌である「The Heartbeat of Seattle:An Anthology of the Birth of Medic One」に、小川理郎教授、鈴木健介准教授が紹介されました。
救急医療学科では、国際的にも指導的立場で活躍できる救急救命士の育成を行っています。
3月1日(月)、世田谷キャンパスにて、令和2年度 病院実習報告会を実施しました。今回は感染対策を徹底した対面と遠隔によるハイブリッド開催とし、病院実習Ⅰ・Ⅱを終了した2、3年生と教職員だけでなく、次年度に実習を控える1年生が参加しました。
今年度の履修学生は、新型コロナウイルス感染症の第2波の中で、例年より短い期間の実習になりました。2年生は日勤3日間、3年生は5日間の日当直で実際に経験した症例から得られたことや、病院実習を通して学修したことなどを、それぞれの医療機関ごとに発表しました。報告会では学生が積極的に挙手をして質問をするだけでなく、医学的知見を小川学科長や鈴木准教授、救急救命専門指導教員からいただくことができました。活発な質疑応答が行われただけでなく、お忙しい中実習先の医療機関からもご参加をいただき、講評をいただくこともできました。
新型コロナウイルス感染症拡大により他の養成課程で実習が中止となる中で、救急医療学科は19もの医療機関にご理解とご協力をいただき、感染者を1人も出さずに実習を終了できたことに心から感謝申し上げるとともに、今年度のこの実習成績を誇りに思う次第です。対新型コロナウイルス感染症の医療の最前線で実施されている感染対策や、医療従事者の方々の傷病者対応方法や接遇などを実際の現場で学修することで、学生は医療人としての第1歩を踏み出しました。感染対策のために実技ができなかった学生もいますが、日々最前線で感染の危険を顧みず奮闘する医療従事者の方々の背中を見ることで、今だからこそ学べる特別な経験を得ることができたと考えています。学生からは、「命の尊さを改めて実感した」「人の命を救うことの難しさを学んだ」「徹底した感染対策を間近で学び、自分の感染対策はまだまだだと思った」「院内での救急救命士の在り方について理解することができた」などの意見もありました。
今年度実習にご協力をいただきました医療機関の皆様には深く御礼と感謝を申し上げますとともに、引き続きのご指導も得られますと幸いです。今後も引き続き、よろしくお願いいたします。
【令和2年度 病院実習先医療機関】
病院実習Ⅰ(初期・二次救急医療機関)8施設
・南町田病院
・南多摩病院
・東京曳舟病院
・平成立石病院
・西新井病院
・日野市立病院
・苑田第一病院
・AOI国際病院
病院実習Ⅱ(3次救急医療機関)11施設
・聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院
・昭和大学 藤が丘病院
・さいたま赤十字病院
・青梅市立総合病院
・独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院
・東邦大学医療センター 大森病院
・横浜市立大学附属市民総合医療センター
・東京医科大学 八王子医療センター
・国立国際医療研究センター
・自治医科大学附属さいたま医療センター
・埼玉医科大学 国際医療センター


新型コロナウイルス感染症に対して、最前線で対応しているすべて方に感謝申し上げます。
救急医療学科は3つの柱があり、その1つに「災害現場で責任を果たせるリーダーシップ育成」を掲げています。実践的な災害演習を学ぶ場として、2021年1月30日、31日と「災害ロジスティクス演習」が開講されました。
災害ロジスティクス演習は2019年度より開講され、今年で2回目となりました。昨年に引き続き、日本災害医学会災害医療ロジスティクス検討委員である、日本赤十字社高桑大介先生と岩手医科大学藤原弘之先生を講師としてお招きしています。また、演習では、日本医科大学多摩永山病院救命救急センターの久野将宗先生やの厚生労働省DMAT事務局大野龍男様をはじめとした、災害医療の最前線の皆様にコントローラーとして参加して頂きました。心より御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症により、中止の可能性もありましたが、講師の先生やコントローラーの皆様の「ロジスティクス能力」の高さ、そして学生の学びたいという意欲により素晴らしい演習を行うことができました。
学生はこの1年間、遊びたい気持ちを抑え、新型コロナウイルス感染症対策学びました。2020年7月と8月に病院実習を行い、9月からは週に1回は対面で実習を行っています。新型コロナウイルス感染症対策に対する正しい知識と技術があれば、感染拡大を起こさないことを体得しました。これからも油断をせずに、学生と共に新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら教育の質を落とさず、素晴らしい救急救命士を養成したいと思います。
日体大は日体ファミリーという言葉があります。私たち教員は学生を自分の家族だと思って教育しています。ぜひ皆様に日体ファミリーの一員となって頂き、今後とも日体ファミリーを宜しくお願い致します。
以下「災害ロジスティクス演習」の概要です。*この詳細は2021年3月に開催される第26回日本災害医学会総会・学術集会で発表予定です。
【災害ロジスティクス演習】
1/30 (1日目)
学生は8班に分かれ、各班で本部運営組と現場派遣組に分かれました。組織図を作成し、Microsoft Teamsを活用して情報管理を行いました。現場派遣組は都内に設置した要支援機関と仮避難所を訪問し与えられたミッションに取り組みました。業務中クロノロジーやGPSによる位置共有、コンタクトパーソンの把握や会計報告を行いました。
1/31(2日目)
対面とオンラインのハイブリッドで発表会を行いました。各班で実施したロジスティクス業務や訪問先の地域防災計画から最寄りの災害拠点病院、避難所・福祉避難所、緊急医療救護所などを把握し、物資の調達や罹災証明の手続き方法を発表しました。その後、災害医療ロジスティクスの達人になるために、講師の高桑先生、藤原先生から講義をして頂きました。お二人の講師からあった「ロジスティクス力とは、人間力である」という言葉が、学生の胸に響いていました。


1月23日(土)、横浜・健志台キャンパスにおいて、2020年度救急車同乗実習Ⅱ体験発表会を実施しました。対面と遠隔によるハイブリッド開催とし、約150名の学生と教職員が参加しております。
履修学生は、数少ない実習ではありましたが、各々が考えた実習の目的や経験した症例、実習から学修したことなどをそれぞれの意見で発表しております。
また、実習先の消防機関からもご参加をいただき、講評をいただくこともできました。
今年度はコロナ禍での実習となりましたが、消防機関で実施されている感染対策や傷病者対応方法などを実際の現場で学修することで、学生は臨床現場での即戦力ともなれる経験を得ることができたと考えています。発表した学生からは「コロナ禍の今だからこそ実習に行けて良かった」「実習先の消防を就職先の候補として考え始めた」などの意見があがり、聴講した下級生も「自分たちも故郷での実習を行いたい」「コロナ禍でも実習が実現出来ているのが良かった」と感想を述べました。
実習にご協力をいただきました消防機関の皆様には深く御礼と感謝を申し上げますとともに、引き続きのご指導も得られますと幸いです。今後も引き続き、よろしくお願いいたします。
【2020年度救急車同乗実習・実習先消防機関】
小田原市消防本部(神奈川県)
逗子市消防本部(神奈川県)
松戸市消防局(千葉県)
柏市消防局(千葉県)
我孫子市消防本部(千葉県)
印西地区消防組合消防本部(千葉県)
上尾市消防本部(埼玉県)
筑西広域市町村圏事務組合消防本部(茨城県)
佐野市消防本部(栃木県)
高崎市等広域消防局(群馬県)
遠軽地区広域組合消防本部(北海道)
糸魚川市消防本部(新潟県)
富山県東部消防組合消防本部(富山県)
知多中部広域事務組合消防本部(愛知県)
(写真左/右 履修学生による発表)
(写真左 小田原市消防本部救急課長による講評/写真右 履修学生による発表)
(写真 本学学科長による講評)
2020年度開講科目「救急車同乗実習Ⅰ」において、現役消防官による講義が実施されました。全国各地の現場経験豊富なスペシャリストから学ぶことが出来るのは、当学科の教育の特徴のひとつです。
(緊急事態宣言下でもあるため、履修学生は遠隔でも受講できるようにして実施しております。)
【2限】本学大学院保健医療学研究科(横浜市消防局) 藤本賢司講師
・横浜市消防局について
・消防救急発祥の地・救助隊発祥の地について
・消防業務について(警防業務・予防業務・司令業務)について
・横浜型救急システム・横浜市救急医療システム(YMIS)について
・救急救命士が教育手法や研究方法について学ぶこと
藤本講師からは、救急救命士が教育手法や研究方法について学ぶことの意義について、消防職員着任後においても生涯教育として必要であることを履修学生は得ることができたのではないかと思います。
【3限】川口市消防局 長谷川祐亀講師
・消防業務について(消防署の一日、採用後について)
・組織選びについて(就職先は何を基準に選ぶのか、採用試験について)
・川口市消防局について
長谷川講師からは、消防職員としてだけではなく、一人の社会人としても成長するためのメッセージを送っていただいたほか、「己のスキルを磨く」「コミュニケーションスキルを磨く」「決断することは事前に決めておく」という救急救命士として、今後臨床現場に身を置く者としても必要なメッセージを履修学生は得ることができました。
今後も本学では、常に最新の知見と豊富な経験を有した講師陣を迎えながら、質の高い教育を続けてゆきたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症に対して、最前線で対応しているすべて方に感謝申し上げます。
コロナ禍において、感染症を広げない
かつ、教育の質を向上させるために
「感染症対策×VR講義」を実施させて頂きました。
感染症対策として、
①手指衛生のアルコールと機器の消毒
②大型扇風機の持参
③スタッフ側の手袋・ゴーグル装着
④必要な感染防御を装着せず、1mの距離で15分以上の接触をしない
を実施しています。また事前にWebで感染症対策についての講義や、参加者にマスク+フェイスシード+手袋の持参、マスク+ゴーグルの着用などご協力頂きました。さらに、すべての対象者にVRマスクを配布しています。
14日以上経過しましたが、 今回の講習会による感染症の拡大は一切起こっていません。
また、VRの内容ですが
・中学生を対象とした「救急救命士って何?」
・高校生を対象とした「コロナ禍での心肺蘇生法」
・養護教諭を対象とした「コロナ禍での頭部外傷の対応」
のコンテンツを作成し、講習させて頂きました。
今後、学会等で報告させきます!


2020年最後となる集中講義として「防災減災対策演習」を開講いたしました。
本科目は、日本防災士機構の認証を受けた「防災士養成講座」となっており、所定のカリキュラムを受講し、試験に合格すると「防災士」の資格取得が可能な科目となっております。
また、指導スタッフには、防災士の資格を有する教員のほか、防災・気象・災害対策などの分野において国内外の最先端で活躍する著名な講師を迎えての開講となっております。
履修学生たちは講義の聴講以外にも、演習科目としてHUG(Hinanjo Unei Game;避難所運営ゲーム)を実際に体験し、避難所の設置からその運営についても学び、コロナ禍における避難所運営の問題点の確認やその対策についても、本演習をとおして検討しております。演習中は、マスクやゴーグルの着用や換気の徹底、10分以上の接触禁止、教室(演習会場)を分割してのリモート中継でディスカッションを行うなど感染防止対策も万全を期して行っています。
救急医療学科では、いつ発生するかわからない大規模災害に対しても、即戦力となる救急救命士・防災士の育成に今後も努めてまいります。
本日は、横浜・健志台キャンパスにてオープンキャンパスが開催されました。
本学教員による体験授業の実施の他、VRゴーグルを装着しての救急活動体験、救急救命士が使用する各種資器材の展示や救急車と電動ストレッチャーの展示も行われました。
来場された方々は、本学への受験を考えている高校生のほか、新年度に入学を予定している高校生や救急医療学科に興味と関心を持ってくださっている中学生やそのご家族など多くの方々に足を運んでいただいております。
特にVRを用いた救急活動実習や救急車と電動ストレッチャーなどについては、日体大ならではのオリジナリティの高いものとなっております。
また、大学院保健医療学研究科の進学説明会も同日開催されており、本学大学院の教育活動・研究活動に対する期待の高さも伺えました。
今後もより多くの方々に本学を知っていただきたいと考えております。また、本学が導入している資器材や教育内容について、ご不明な点等ございましたらお気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたします。
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