本年も、第3回となる「日本体育大学救命蘇生研究会」を東京消防庁・救助救急研究会(会長・大木島 実様)の後援をいただき、東京・世田谷キャンパスにて開催いたしました。なお、今回は「Super Challenge 2020 ~新型コロナウイルスとの格闘~」とタイトルを銘打ち、対面とオンラインによるハイブリッドでの開催となりました。

コロナ禍という状況ではありますが、医療関係者、消防関係者の皆さまのほか、在学生やそのご家族の皆さま、そして来年度に入学を控える高校生の皆さまなど、非常に多くの皆さまにご参加をいただき、盛況に終えることができました。

また、基調講演として本学大学院保健医療学研究科長の横田教授、教育講演では救急救命東京研修所の田邉晴山教授、そして、特別講演では北垣毅先生を迎え、新型コロナウイルス感染症に対して挑戦してゆくための知識や医療人としてこれまで得られてきました貴重な経験を聴講させていただくこともできました。

本回の実施にあたりまして、ご協力をいただきました関係者の皆さまにおかれましては、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。また、コロナ禍においても試練や困難に奮闘していく本学科のChallenge精神に、今後もどうぞご期待ください。

各回の概要と動画はこちらから↓

救命蘇生研究会 – 日本体育大学 救急蘇生・災害医療学研究室 (nittai-ems.com)

(発表演者については、飛沫防止の処置の取られた場所で講演・発表を行っています。また、集合写真については、撮影時のみマスクを外しております)

 

 

本学では、救急医療学科所属の2年生及び3年生に対し、講義等で習得した救急処置技術と医学、医療に係る知識を一連の救急活動として関連づけるために救急車同乗実習(科目名:救急車同乗実習Ⅰ及び救急車同乗実習Ⅱ)を必須科目として開講しております。

本科目におきましては、消防機関における各部門の業務や消防職員、救急隊員としての責務、各種訓練等を学ばせていただくともに、救急救命士の実施する諸活動や救急医療体制についての理解を深めることも目的とし、本年度は全国15の消防機関のご協力を得て実習を行っています。

更には学生が地元の消防機関を知るとともに様々な地域MC(メディカルコントロール)体制を知る機会にもなるよう、実習先を全国各地にまで拡大をいたしました。

また、消防機関での経験をもとに実習から得た教訓や事例を発表する「救急車同乗実習体験発表会」も来年1月に開催予定です。

写真は、本学の自治体連携先である神奈川県小田原市での実習の模様です。実習にあたり、ご協力をいただきました関係者の皆さまにはこの場をお借りして深く御礼を申し上げます。

第3回日本体育大学救命蘇生研究会の案内のサムネイル

標記の件について、第3回日体大救命蘇生研究会を開催いたしますので、お知らせいたします。

救急蘇生・災害医療学研究室では、2018年から「日本体育大学救命蘇生研究会」を開催してきました。

この研究会は、救急医療学科の在校生や卒業生・教員等が研究発表を行い、交流と絆を深めることを目的として大変有意義な学びの場となっています。

今年度は、12月12日(土)10:00から開催いたします。

ご父兄の皆様、卒業生の皆様にも、奮ってご参加いただきますよう、お願いいたします。

なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、遠隔(Zoom)での聴講となりますので、申込方法をご確認いただき、お申込ください。

※申込期間:令和2年12月6日(日)

本日、日本体育大学と海上保安庁第三管区海上保安本部 との間で、救急災害医療及び海上保安に関する教育・研究分野における連携と協力を目的とした包括連携協定が締結されました。 

 

本協定による主な連携項目は以下の4点となります。 

1.教育・人材の育成 

(1)両者の施設・機材等を使用しての訓練や実習等の協力 

(2)両者の研修・講義等への講師派遣 

2.調査研究 

(1)調査研究データの両者間における相互提供 

(2)両者の施設・機材等を使用しての調査研究への協力 

(3)本学による海上保安庁に対する海上保安業務に係る助言 

(4)海上保安庁による本学に対する調査、教育・研究を実施する際の助言 

3.海難救助及び海における事故防止対策や安全啓発等 

4.その他、これらの目的達成のために必要とされる事項 

   

なお、第三管区海上保安本部と教育機関との協定締結については初となります。 

これまでも両者においては、本学教員による海上保安庁内におけるメディカルコントロール体制の構築への協力や、訓練等への参加協力や講義科目・実習科目における講師派遣など協力体制を築いてきました。また、本学の卒業生(救急救命士)も海上保安庁に入庁し、庁内の教育機関において優秀な成績を修めるなど、更なる活躍も期待されています。

 

今後は本協定の締結により、救急災害医療及び海上保安に関する教育・研究分野において、両者の更なるシナジー効果を目指してゆきます。

(12月29日追記)NHKニュースでも報道されました。

潜水救助活動 海保が大学と協定|NHK 神奈川県のニュース

【本学大学院保健医療学研究科 研究科長 横田裕行教授の挨拶です】

この度、本学と海上保安庁第三管区海上保安本部の間で包括連携協定の締結したことは極めて有意義なことと思っています。本紙面をお借りしまして協定の締結を企画いただきました皆様に心より御礼申し上げます。誠に有り難うございました。

さて、日本体育大学は、1891(明治24)年の創設以来、約130年の間、建学の精神である「體育富強之基」、すなわち健全な身体と精神を持つ人材を育て、もって国や社会の発展に寄与するという理念から体育・身体活動・スポーツを基軸に社会的使命を果たしてきました。そのような中、多くの世界的トップアスリートや指導者を輩出してまいりました。健康で安心な社会の構築こそが社会の発展の礎であるという建学の精神「體育富強之基」の意味するところですが、それを実現するために本学は「健康で豊かな社会・人づくりの実現」にこれからも貢献して行かなければなりません。

一方、社会に目を向けますと地球温暖化による気候変動とそれに伴う大規模自然災害、国際政治情勢の不安定化によるテロ攻撃の多発等々、安全で安心な社会を脅かす事態が多発しています。私自身も救急医療、災害医療に携わる者として、国内外の様々な大規模災害の医療支援(スマトラ沖津波災害、インドネシア地震災害、東日本地震災害、昨年の台風災害等々)や国際的大規模イベント(洞爺湖、伊勢志摩サミット、横浜APEC、昨年の大阪G20など)の医療対応に参加をしてまいりました。そのたびに痛感することは、突発的な災害や大規模イベント等に対する対応する能力を決定すると言われる調整能力(ロジスティックス)を、日本はさらに向上させなければならないということです。日本は医療や行政等々の個々の能力は極めて高いものの、それを密接に連携して調整する能力や知識・技術を有する組織や人材が不足していることです。このような中、本学は保健医療学部や大学院保健医療学研究科修士課程、博士課程を立ち上げ、救急医療、災害医療、そして危機管理の知識と技能を習得し、このような状況にも活躍できる人材を育成しています。

今回の連携協定により、本学保健医療学部及び大学院保健医療学研究科が海上保安庁第三管区海上保安本部との連携が密接となり、教育・人材養成、調査研究で相互の協力ができることになりました。この連携は本邦の救急医療、災害医療、危機管理の発展に大いに寄与するものと思っています。

今後、両者の関係がさらに充実・強化・緊密化されることを期待して、挨拶といたします。

公開実習のお知らせ

~日本体育大学がVirtual Reality(VR)で対面実習!救急救命士のためのVR教材~

時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。本学の教育につきまして、平素よりご理解を賜り、誠にありがとうございます。また、新型コロナウイルスの感染症に対して、最前線で尽力されている皆様に、深く感謝を申し上げます。

日本体育大学(東京都世田谷区、学長:具志堅幸司)と、株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、ジョリーグッドが提供する医療教育プラットフォーム「オペクラウドVR」を活用し、救急救命士のVR教材を共同開発しました。

本年4月、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言がなされ、大学の入構制限により対面実習が叶わなくなったことから、オンライン講義やオンデマンド講義用の映像教材の準備が早急に求められることとなりました。そのような中、当学科では、予てから進めていたVR映像教材作成を本格始動させ教員が試行錯誤を重ねながら総力を挙げてVR映像教材を作成しました。実際の救急現場や救急車両内などイメージすることが難しい中、臨場感溢れるVRでは容易にイメージすることが可能です。また、現場の再現が難しい場面や救急救命士の手元もVRならリアルに体験し学習に取り組めることができます。

本年9月、新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、対面実習を開始しました。その中で、VRを用いた対面実習を実施しています。この度、以下の通り公開実習を企画させて頂きました。また、実習終了後に体験コーナーを実施致しますことをご連絡させて頂きます。この機会をぜひご参加頂ければ幸いです。

★日  時 : 開催日時:2020年12月9日(水)

10時30分~11時00分(受付)

11時00分~12時30分(実習見学)

12時30分~13時30分(体験コーナー*参加自由)

★場  所 : 日本体育大学 横浜・健志台キャンパス 9号館1階9103教室
★対 象 者 : 報道関係者、消防関係者、医療関係者など (先着50名まで)
*各団体において、最少人数での参加をお願い致します。
★新型コロナウイルス感染症対策について
本講座を行う上で、本学の新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに従い実施致させていただきます。

★申し込み方法
12月1日(火)9時から4日(金)17時までに以下のURLからお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1GyX_vwVsZDqvjuKelNS5IgQfTL7Pg5mwNvxlFSbukiM/edit
*定員になり次第申し込みを締め切らせて頂きます

★当日のスケジュール

以上です。

[日本体育大学の学生320人にVR実習の効果検証をスタート。救急医療学科からVR実習を本格導入へ!救急救命士のVR教材を共同開発]

こちらの内容もごらんください

ご応募お待ちしています。

日本体育大学保健医療学部では、下記の日程において「授業体験会」を開催することとなりました。

保健医療学部の日頃の授業を見学し、体験していただくことで本学をより知っていただくことを目的としております。

通常授業の見学だけではなく、学部学科の紹介も兼ねた特別授業も実施いたしますので、是非ご参加ください。

【日時】
令和2年11月23日(月・祝)

【時間】
9:00~15:10(授業内容は下記参照)

【申込期間】
令和2年11月10日~11月20日(金)16:00まで
※申込をされた方々へ、11月20日17:00ごろにZoomのURLなどのご案内メールを送信いたします。

【申し込み方法】

こちらから

ホームページがリニューアルし、公開しました。

まずはこちらのページをご覧ください。

https://nittai-ems.com/research/about-us/