横浜市民防災センターで開催された「クリスマス消防フェア」に参加協力を行いました。
このイベントは   、横浜市民防災センター(横浜市消防局)と一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(横浜F・マリノス)のコラボイベントとして開催されたものです。

救急医療学科では、救急車の展示や体験搭乗のほか、心肺蘇生法ブースを展開させていただき、
多くの来場者の皆さまに体験をとおして楽しく学んでいただきました。

第7回日本体育大学救命蘇生研究会のプログラムを公開します。
今回は、災害対応をテーマに、発災時の初動対応から平時の備え、復興支援まで「逆境からの再生を目指す不撓不屈の精神」をテーマに、講演や研究発表が行われます。
ぜひ、本学の災害への取り組みについて、ご聴講ください。参加資格・条件はありません。興味のある方なら、どなたでも参加可能です。
ここでしか聴くことのできない、それぞれの立場からの災害対応について、ぜひご聴講ください。
(プログラムは、当日まで若干の修正がある場合もあります)

日時:2024年12月15日(日)8:50-18:00(途中入退室も可能)
場所:日本体育大学 世田谷キャンパス記念講堂
【研究会の概要は、こちら↓】
第7回日本体育大学救命蘇生研究会のご案内 – 日本体育大学 救急蘇生・災害医療学研究室

【参加のお申し込みは、こちら↓】
第7回 日本体育大学 救命蘇生研究会 参加登録フォーム

【プログラム】※下の画像をクリックすると、PDFファイルが表示されます。

第7回 救命蘇生研究会 プログラム(最終)のサムネイル

 

 

2024年 11月9日(土)日本体育大学 横浜健志台キャンパスで、恒例になった第6回の学生メディカル・ラリーが開催されました。

メディカル・ラリーとは、救急・災害医療でのリアルに近い疾病や外傷などの想定を作り、特殊メーキャップを施した模擬患者に対して、医師、看護師、救急救命士などの医療従事者が4~6名でチームを組んで、出動指令に従って指定された場所に出動して、限られた時間内に初動対応や応急処置などの医学知識と治術を競う競技会です。このイベントはチェコ共和国で発祥し、その後日本各地で開催されています。

日体大の学生メディカル・ラリーは、2018年に11月に第1回が開催されて、今や全国の医療系大学・養成校の学生のためのイベントとして定着しました。日体大の救急医療学科の学生と大学院生によって運営されています。

今回は、全国の医学生、救急救命士学生、看護学生がチームを組んで11チーム、88名と見学者10名の学生が参加しました。

今、救急医療現場では、医療系のメディカルスタッフの各多職種がお互いに一緒に連携して傷病者に対応する時代に突入しました。(医療系)学生時代から医学生、看護学生、救急救命士養成学生、薬剤師養成学生らが一緒になって学習する大学-大学間連携も増えています。日体大救急医療学科のシミュレーション実習を見学に来る医療系大学も増えています。

今回参加した医療系学生は、各チームでお互いに交流を深め、5つの各ステーション(ST)、1.ER 2. ICU 3.虚血性疾患、4.車内分娩対応と新生児蘇生 5.映画館での災害トリアージに対して、熱心に傷病者の緊急度・重症度、病態判断をして、急変対応するシナリオにも取り組んでいました。大変有意義にラリーを楽しんでいました。

尚、今来日しているアメリカ・ワシントン州キング郡シアトル消防からのジョーダンとジュリーの両パラメディックも学生メディカル・ラリーに参加して、閉会式ではコメントをいただき、盛会となりました。

来年度の第7回も開催予定です。是非参加して、全国の医療系学生と交流し、よき友達、仲間となりその後の有意義に学生間交流を深めてはどうでしょう?

【第6回 日本体育大学 学生メディカル・ラリー参加校】
北海道看護専門学校・つくば国際大学・防衛医科大学・順天堂大学・東京医科大学・東京医療保健大学・東京科学大学・東海大学・国際医療福祉大学・日本体育大学・国士舘大学・山梨大学・大東文化大学・ベルランド看護助産大学・愛知淑徳大学・東洋医療専門学校・明治国際医療大学

【第6回 日本体育大学 学生メディカル・ラリー 結果(チーム名、ステーション名で表示)】

1位 Voyager
2位 InSTead of TMDU
3位 みらばけっそ
優秀ステーション 幾億光年

開会式

分娩介助と新生児対応

医師・看護師・救急救命士・消防隊の多職種連携

病院内(ICU)の想定

多数傷病者発生現場の現場指揮本部(想定終了後)

シアトルのパラメディックが視察

ドクターカーの想定

競技後の記念撮影

シアトルのパラメディックからの講評

健志台キャンパスがある横浜市青葉区では、2005年に青葉区災害時医療検討委員会が発足し、現在では、区医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道整復師会・区役所・アマチュア無線青葉区支部・青葉区内の医療機関・看護職連絡会・訪問看護連絡会・イッツコム・行政機関・町会自治会など地域を支える様々な職種で月に1回の会議を重ねてきました。本学救急医療学科も構成員として、この「トリアージ講習会・実地訓練」をリードしてきました。

今年は、鈴木教授から令和6年能登半島地震の医療支援報告とトリアージの講義が行われ、会場からは災害時の対応について多くの質問や意見が活発に交わされました。実地訓練では、救急医療学科学生も傷病者役となり、実際の災害に則した想定でトリアージ訓練を実施しました。小川学科長の講評では、危機管理の重要性や緊急時の判断について、参加者が振り返る機会となりました。

当学科では、地域と連携した実践的な教育を実施し、地域の一員として産官学連携を実践しています。

鈴木教授のトリアージ講習

トリアージ実地訓練

傷病者役として参加した学生も地域の医療者との作戦会議に参加

小川教授の講評

11月3日に青葉区役所で開催された「青葉区民まつり2024」は、「地域の力 ~共に進もう心の絆を青葉から~」をテーマに、区制30周年を迎えた青葉区の100団体が出展し、盛大に実施されました。
救急医療学科の教員・大学院生・学部生のブースでは、来場者に胸骨圧迫を体験していただき、心肺蘇生法の普及活動で地域に貢献することが出来ました。1分間の胸骨圧迫を体験した来場者からは、「誰かが倒れた時に対応する自信がついた!」「1分間が長く感じて疲れた、交替して実施することが大切だと思った」「将来、救急救命士を目指したい!」などの感想をいただきました。

日本体育大学では、11月11日まで、総合型選抜プレゼンテーション方式の出願を受けつけています。
救急救命士を目指す高校生の皆様、日体大の救急医療学科は、地域の活動にも数多く参加していますので、ぜひご覧ください。
【総合型選抜プレゼンテーション方式】
出願:令和6年11月1日(金)~令和6年11月11日(月) ※期間内消印有効
https://www.nittai.ac.jp/exam/sougou/presentation.html

10月27日に開催された横浜マラソン2024、昭和大学地域合同防災訓練に参加協力しました。

【横浜マラソン2024】
横浜マラソンは1981年に創立され(創立当初はハーフマラソン)、
2015年からはフルマラソン化された市民参加型のマラソンイベントです。
救急医療学科は、これまでFR(First Responder)隊として協力を続けてきましたが、
2023大会からは新たに救急車を使用した患者搬送協力も行い、安全・安心な大会運営に貢献しています。

【地域合同防災訓練】
災害時医療体制機能の実効性に対する検証とともに、
地域防災関係機関相互の協力体制の強化を目的として、昭和大学藤が丘病院などを会場に行われました。
訓練は都心南部直下型地震を想定し、横浜市青葉区においても震度6強を観測した想定とされました。
会場の昭和大学藤が丘病院のほか、横浜市消防局青葉消防署、神奈川県青葉警察署なども参加し、
発災時におけるトリアージや診療訓練、ロジスティクス訓練が行われました。

救急医療学科では様々な医療支援を行っており、
教職員だけではなく学生も参加することで充実した教育にも繋げています。

今年は宮城県仙台市、仙台国際センターを会場に開催され、本学からも演題発表や座長などで参加しました。
(日程順に掲載、共著は除く)
【発表】
10月13日(日)
 「コロナ禍での当学科の教育体制と実践的教育の検討」小川理郎
 「救急救命士養成校では最初に2次医療機関の病院実習が必須である。」宇田川美南
10月14日(月)
 「男女共同参画のためのFuture Women in EMS/Fire Workshop視察経験」中澤真弓
 「熱中症基礎セミナー さあ、冷やそう」鈴木健介
 「静脈路確保実習における生体穿刺時の学生の心情の検討」三橋正典
 「当学科が運用する救急車の意義及び活用法の検討と今後の展望」小倉勝弘
 「当学科のVR教材による現役救急救命士への教育効果の検討」原田 諭
【司会・座長】
10月13日(日)
 シンポジウム(救急集中終末期ガイドライン改訂)横田裕行
10月14日(月)
 パネルディスカッション(救急医療とACP)横田裕行
10月15日(火)
 ポスターセッション(感染症)小川理郎
※ 日本救急医学会総会・学術集会
一般社団法人日本救急医学会が主催する年次の総会および学術集会。
国内・外の救急医療に関わる専門家、研究者、医療従事者が一堂に会し、最新の知見や技術、臨床研究の成果を発表・共有する場。
救急医療の質の向上と医療従事者の技術・知識の向上や、救急医学の研究促進と成果の共有などが目的。
次回(2025年)は、大阪府・大阪国際会議場を会場に行われる予定。

2024年10月8日、独立行政法人国立病院機構本部DMAT事務局(東京都立川市、事務局長:小井土雄一)と日本体育大学(東京都世田谷区、学長:石井隆憲)は、災害医学分野における連携強化を目的とした協定を締結しました。
本協定は、災害時における即戦力の確保、人材育成、そして地域社会への貢献を目的とし、双方が持つ知識と経験を活かし、密接な協力関係を築くものです。

【協定に至る経緯】
本学救急医療学科は、災害時に即戦力として活躍できる人材として、教員・大学院生および学部生を数多く派遣してきました。また、平時では救急医療や災害医療に関する専門的な講義を行っていただくため、DMAT事務局より講師が招聘されています。
災害時の活動実績としては、新型コロナウィルス感染症流行時や令和6年能登半島地震において、本学から多数の教員(医師、救急救命士)や学生が派遣され、その活躍や貢献が評価されてきました。
このような背景を踏まえ、さらに強固な協力関係を構築する必要性が双方で認識され、協定締結に至りました。

【近年の災害派遣実績】
2021年5月〜6月(新型コロナウイルス感染症医療支援・北海道札幌市)
 感染症まん延に対する医療支援として、教員・大学院生(救急救命士)が派遣
2021年8月〜9月、2022年1月〜2月(新型コロナウィルス感染症医療支援・神奈川県)
 県内に設置された酸素投与センターの運営支援のため、教員・大学院生(救急救命士)及び学生が派遣
2024年1月(令和6年能登半島地震)
 医療チーム(AMAT)や災害ボランティア、入浴介助支援ボランティアとして派遣(学生含め延べ45名)
2024年9月(能登半島豪雨災害)
 被災した医療機関や行政機関の環境支援として派遣(学生含め合計24名)

【協定締結式列席者(敬称略)】
独立行政法人国立病院機構本部DMAT事務局
 事務局長       小井土 雄一
 次長         近藤 久禎
 災害医療課長     市原 正行
 災害医療課・国際課  増留 流輝
日本体育大学
 学 長        石井 隆憲
 副学長        水野 増彦
 事務局長       勝田 真也
 大学院保健医療学研究科長  横田 裕行
 保健医療学部長       中里 浩一
 保健医療学部        小川 理郎(救急医療学科長)
 保健医療学部        鈴木 健介

他にも救急医療学科では、災害訓練や防災訓練の実施するほか、心肺蘇生法の講習会やイベント救護活動など、災害医療における多岐にわたる活動を展開しています。

「日本体育大学救命蘇生研究会」は、在学生や卒業生・教員等の研究発表や専門家の講演を行い、大変有意義な学びと交流の場となっています。今回は、「逆境からの再生を目指す不撓不屈の精神」をテーマに、揺るがない意思を持ち、どんな苦難や逆境にも屈せずに国難災害に立ち向かった方々のご講演やご発表を計画しています。興味のある方は、どなたでもご参加できます。ふるってご参加ください。(プログラムは完成次第、続報としてアップします)

開催日時:2024年12⽉15⽇(⽇)8:50〜18:00
開催場所:⽇本体育⼤学東京・世⽥⾕キャンパス(世⽥⾕区深沢7-1-1)
開催方法:ハイブリッド開催(現地開催+Web配信)
内容:シンポジウム・消防機関、病院、⽶国シアトル、海上保安庁、⾃衛隊、⺠間企業での研究、今後を⾒据えた病院前救護に関わる分野で活躍する卒業⽣からの提案
申込⽅法:ポスターのQRコードまたは以下のURLより参加登録をお願い致します。(2024 12⽉1⽇まで)
第7回 日本体育大学 救命蘇生研究会 参加登録フォーム (google.com)
参加費⽤:無料

「救急の日」の9月9日を含む一週間は「救急医療週間」として全国で救急医療のキャンペーンが行われています。救急医療学科では、9月15日に公開講座「急な病気やケガに備えて緊急度について知ろう~救急車、必要なのはどんなとき?~」を開催し、世田谷・健志台の両キャンパスで近隣地域にお住まいの方に対し、救急車の適時・適切な利用について、多くの救急現場を経験した救急救命士の教員が講師となり、「救急医療システム」や「救急車を呼ぶべき症状」について講演し、救急安心センター事業など、いざという時に知っておきたい情報を紹介しました。

「緊急度判定体験」では、家庭内で急病人が発生するシーンを再現したVR(バーチャルリアリティー)動画で「救急車を呼ぶ?呼ばない?相談する?」と緊急度判定を参加者に体験していただきました。
会場でも参加者から多くの質問があがり、「救急車が必要なケースがわかった」「相談センターなどの情報を知ることが出来た」「救急車の出動の仕組みや現状が分かって勉強になった」などの感想をいただきました。

【令和7年度入試・総合型選抜(小論文方式)9/19まで出願受付中です!】https://www.nittai.ac.jp/exam/sougou