健志台キャンパスがある鴨志田町で行われている鴨志田町内会夏祭りは、今年度から「シンカモシダマツリ」と名称を変え、9月15日に実施されました。地域住民と近隣小中学校や大学が一体となって、老若男女みんなが楽しめる地域のお祭りとして大いに盛り上がりました。救急医療学科の学生は、地域の看護師・救急救命士のボランティアとともに救護所での活動を行い、来場者や運営スタッフの安全安心を守ることができました。
学生にとっては、傷病者の対応だけでなく、地域の皆様との交流も大切な勉強です。迷子のお子さんを不安にさせないように一緒に遊んだり、落し物を届けに来た子供たちに優しく接したり、道案内をしたりなど、救護以外の場でも、コミュニケーション力を高めることが出来ました。
いつも温かく見守ってくださる町会の皆様との連携した活動は、今後も継続していきます。
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8月26日から30日までの5日間、集中講義として「救助救命医療学演習」が開講されました。
【救助救命医療学演習とは?】
1年次の必修科目として開講され、ファーストレスポンダーとして救急隊到着前の行動ができること、医療者になるための基礎として、安全管理や救助活動の基礎を修得することを到達目標としています。
演習は講義と実習で構成され、今年度は下記のプログラムで開講されました。
1日目:講義(東京・世田谷キャンパス)
本学教員による安全管理に関する講義が行われたのち、下記内容について実施されました。
1)消防機関における救命救助(東京消防庁講師による講義)
2)地域のメディカルコントロール(医師(救急医)による講義)
3)山岳における救命救助(医師(山岳医)による講義)
4)医療機関における救命救助(救急救命士(医療機関所属の救命士)による講義)
2日目:実習(航空自衛隊入間基地)
自衛隊が担う救命救助を学習するため、航空自衛隊入間基地にて実施されました。
航空自衛隊入間基地は、埼玉県狭山市・入間市に所在し、首都圏を含めた防空を担当する中部航空方面隊司令部を有する航空自衛隊最大規模の基地です。
基地内では主に下記内容について実施されました。
1)航空医学実験隊
航空医学に関する調査研究や医学適性検査等を実施する部隊。
学生たちは、空間識訓練装置や低圧訓練装置の説明等を含めた実習を実施しました。
2)飛行点検隊
陸・海・空各自衛隊の駐屯地・基地にある航空保安無線施設を航空機にて点検する部隊。
学生たちは、駐機中の航空機の体験搭乗を行いながら部隊の任務について学習しました。
3)自衛隊入間病院
航空医学機能を有する医療機関として、各種事態に対応する医療体制を確保するとともに、災害拠点病院・救急指定病院として地域住民を含めた安全・安心な医療体制について学習しました。
また、航空自衛隊で活躍する卒業生(救急救命士)との意見交換も行いました。
4)第2輸送航空隊
基地間の定期輸送や国賓の輸送、災害発生に伴う救援物資の輸送を担う部隊。
輸送機は令和6年能登半島地震でも消防機関と連携した運用がされており、学生たちは自衛隊が担う災害支援について機体説明とともに知識を深めることができました。
3日目:実習(海上保安庁横浜海上防災基地)
海上保安庁が担う救命救助を学習するため、横浜海上防災基地で実施されました。
基地内では主に下記内容について実施されました。
1)講義
海上保安庁が担う救助救命業務、職員採用に関する案内、海上保安庁の教育業務(海上保安大学校)について実施いただきました。
2)吊り上げ救助体験
ロープや担架等を使用しての救助体験をとおして、救助に関する基礎手技を学習しました。
3)防災基地視察
基地内の各訓練施設のほか、隣接の海上保安資料館の見学も実施しました。
また、特殊救難隊による救急訓練も見学させていただき、機内で実施される救急活動について学習することができました。
4)巡視船「いず」
巡視船「いず」は海上保安庁が保有する巡視船であり、ヘリコプター発着機能を有する大型船に分類されます。令和6年能登半島地震でも災害派遣されており、学生たちは船内の見学を行わせていただくことで、災害時における巡視船の運用方法などを学ぶことができました。
また、船内では搬送資器材を用いた搬送訓練も隊員の皆さまからご指導いただき、搬送に関する基本手技のほか、狭隘な場所における搬送方法の実際を学習することができました。
5)ライフジャケット着用体験
海上保安庁の潜水士や特殊救難隊員が訓練を行う水槽で実施されました。この水槽は海難事故を模した環境を再現することが可能であり、学生たちは荒天時を模した環境下におけるライフジャケットの有用性や救助機材を用いた救助訓練などを実施させていただきました。
4日目:実習(東京消防庁消防学校・第三方面救助機動部隊)
消防機関が担う救命救助を学習するため、消防学校で実施されました。
職員から施設に関する説明を受けたのち、救助機動部隊(装備品・車両など)の見学を実施しました。
5日目:実習日(JPTECファーストレスポンダーコース)
ファーストレスポンダーとして適切な対応ができるスキルを学習するため、実施されました。
JPTECインストラクター資格を有する本学教員により実施され、帰宅途中やスポーツ救護の現場など、様々な想定に対する初期対応について学習しています。
本科目は、集中講義として実施されましたが、学生たちは限られた時間のなかで多くの体験と経験を得ることができ、後期から開講されるシミュレーション実習等に向けたスキルを身につけられました。
また、様々な場で活躍する救急救命士の存在を実習をとおして学ぶことで将来の選択を幅広く考えることのできた5日間を送ることができました。
(謝辞)
本演習の開講に関し、ご尽力いただきました全ての皆さまに御礼申し上げます。












8月10日から12日までの3日間、世田谷キャンパスで「オープンキャンパス」が開催されました。
救急医療学科では、救急車や救急資器材の展示のほか、「災害について学ぶ3日間」をテーマに、特別プログラムを企画しました。
「傷病者のトリアージ体験」「令和6年能登半島地震・災害ボランティア活動報告」「避難所運営ゲーム(HUG)」を高校生の参加者と一緒に実施しました。




当学科では、救急医療・蘇生医療・災害医療それぞれの分野で指導者として国際的に活躍できる救急救命士を養成しています。
救急活動のデモンストレーションでは、昨年は高校生としてオープンキャンパスに参加していた1年生が活動を披露しました。来場した高校生は、1年後の姿が具体的に想像できて楽しみになったと感動していました。

【次回オープンキャンパスのご案内】
9月8日(日)は、健志台キャンパスでオープンキャンパスが開催されます。ぜひ、ご来場ください。https://www.nittai.ac.jp/exam/opencampus
【公開講座のご案内】
救急医療や災害医療に関する公開講座も実施しております。ぜひご参加ください。
8月31日(土)健志台キャンパス
スポーツ救急VRを使用した救命蘇生講習会 10:00-11:30
災害時の対応講習会 災害図上訓練 13:00-14:30
災害時の対応講習会 風水害の避難所運営訓練 15:00-16:30
https://www.nittai.ac.jp/event/nid00001035.html
9月15日(日)
急な病気やケガに備えて緊急度について知ろう~救急車、必要なのはどんなとき?~
10:00-11:30 世田谷キャンパス
14:00-15:30 健志台キャンパス
※どちらも同じ内容です。
https://www.nittai.ac.jp/event/nid00001054.html
救急医療学科では、6月9日(日)、地域の皆様を対象に、心肺蘇生法講習会を実施しました。今回で3回目となるこの講習会は、心停止の傷病者の救命率世界一を誇る米国シアトル市から講師をお招きして、楽しく・面白く学べるスタイルで、お子様からご高齢の方まで・初めて心肺蘇生法に挑戦する方からプロの医療従事者まで、幅広い年代や立場の方にご参加いただいています。心停止患者が発生する場所で最も多いのは「住宅」です。もし、大切なご家族が目の前で倒れたら…誰もが、自分に出来ることをしたい、と思うことでしょう。参加者それぞれの立場で、出来る限りの応急手当をしていただけるように、そして、今回学んだ知識や技術をご家庭に持ち帰っていただけるように、50名以上の参加者の皆様が、一生懸命取り組んでくださいました。そして、講習終了後に交付された講師のサインが入りの受講証は、今回の講習会に参加した皆様の努力と勇気の証となりました。
来年も同時期に開催予定です。ぜひご参加ください!




救急医療学科では、心停止患者の救命率世界一を誇る米国シアトル市から講師をお招きし、心肺蘇生法の講習会を実施しています。心肺蘇生法のガイドラインは世界共通で、日本でのやり方と同じですが、地域の皆様と一緒に楽しく学べるできる場として、このような取り組みを実施しています。幼児から高齢の方まで、どなたでもご参加いただけます。
【第3回シアトルMEDICⅡ公認・心肺蘇生法講習会】
実施日:2024年6月9日(日)9時30分から12時00分
場所:横浜健志台キャンパス9号館1階臨地実習室(横浜市青葉区鴨志田町1221-1)https://www.nittai.ac.jp/access.html#anchor02
対象者:心肺蘇生法の習得を希望する方ならどなたでも可能です。ご家族、お子様のご参加大歓迎です。
参加費:無料
インストラクター:Bryan Estibal(ブライアン エスティバル)講師、Clayton Johnson(クレイトン ジョンソン)講師 ※講師は英語で話しますが、本学教員が日本語に通訳します。
申込フォーム:ポスターのQRコードまたは下記URL
https://forms.gle/j25YPV63w2SysRWD8
申込期限:2024年6月3日

大型連休や夏などレジャーへ出かけるかたも多くなってきましたが、海や川では悲惨な事故も発生しており、
特に若年層の事故が多く発生しています。
今回の講座では、講師が長年にわたる水難救助の経験や知識に基づき、事故の原因や具体的な事故防止策について、実演も交えてお伝えします。
海や川で楽しく遊ぶための知恵と方法を身につけましょう。
<講師>
① プロローグ
日本体育大学 保健医療学部 学事顧問
公益社団法人 日本水難救済会 理事長(元・海上保安庁 第三管区海上保安本部長)
遠山 純司
② 解説・実演
公益社団法人 日本水難救済会 常務理事(元・海上保安庁 海上保安学校長)
江口 圭三
講座の詳細や申し込みは、下記リンクからご覧ください。
https://www.nittai.ac.jp/event/nid00000880.html
先日(3月15日)、総務省消防庁より「高規格救急自動車への電動ストレッチャー導入に関する考え方」として事務連絡文書が発出されました。
(https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/kyuuki_240315.pdf)
本学救急医療学科では全国に先駆け、2018年11月に電動ストレッチャーを搭載した救急車を製作・運用を開始し、
サッカーやマラソンなどのスポーツ競技における救護運用や、オープンキャンパス等での広報活動を展開してきました。
また、全国救急隊員シンポジウムでの展示や学会での発表も通じて、消防機関や医療機関の多くの皆さまにも触れていただきました。
電動ストレッチャーは、救急隊員の身体的負担軽減や安全性の向上などが期待される装備であり、
安全・安心な救急活動の実現に本学も引き続き貢献してゆきたいと考えています。
本日(3月16日)、東京・世田谷キャンパスにて、令和5年度病院実習報告会を開催しました。
報告会はハイブリッドで開催し、実習学生160名余りのほか、教職員と実習先関係者、次年度入学予定者も含め、延べ200名近くの皆さまのご参加をいただきました。
実習報告は口演とポスター展示に分けて行われ、学生たちは、医療機関での実習内容や症例の共有も行うことができました。
本年度の実習は、病院実習Ⅰ(二次救急医療機関の実習)で22医療機関、病院実習Ⅱ(三次救急医療機関の実習)で29医療機関の合計51の医療機関の協力をいただきました。
実習の調整やご指導など、ご理解とご協力をいただきました皆さまには、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
【病院実習Ⅰ・実習先(報告順)】
AOI国際病院 (神奈川県川崎市)
TMGあさか医療センター(埼玉県朝霞市)
苑田第一病院 (東京都足立区)
花と森の東京病院 (東京都北区)
菊名記念病院 (神奈川県横浜市)
久我山病院 (東京都世田谷区)
戸田中央総合病院 (埼玉県戸田市)
虎の門病院 (東京都港区)
自衛隊中央病院 (東京都世田谷区)
湘南藤沢徳洲会病院 (神奈川県藤沢市)
新座志木中央総合病院 (埼玉県新座市)
新百合ヶ丘総合病院 (神奈川県川崎市)
西新井病院 (東京都足立区)
相模原協同病院 (神奈川県相模原市)
総合東京病院 (東京都中野区)
東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉県浦安市)
東京曳舟病院 (東京都墨田区)
東京警察病院 (東京都中野区)
藤沢湘南台病院 (神奈川県藤沢市)
南多摩病院 (東京都八王子市)
南町田病院 (東京都町田市)
平成立石病院 (東京都葛飾区)
【病院実習Ⅱ・実習先(報告順)】
さいたま赤十字病院 (埼玉県さいたま市)
自治医科大学附属さいたま医療センター(埼玉県さいたま市)
埼玉医科大学国際医療センター (埼玉県日高市)
川口市立医療センター (埼玉県川口市)
さいたま市立病院 (埼玉県さいたま市)
東京都立墨東病院 (東京都墨田区)
青梅市立総合病院 (東京都青梅市)
東京女子医科大学足立医療センター (東京都足立区)
日本大学医学部附属板橋病院 (東京都板橋区)
東京都立多摩総合医療センター (東京都府中市)
東京医科大学八王子医療センター (東京都八王子市)
武蔵野赤十字病院 (東京都武蔵野市)
国立国際医療研究センター病院 (東京都新宿区)
日本医科大学付属病院 (東京都文京区)
日本医科大学多摩永山病院 (東京都多摩市)
東京医科歯科大学病院 (東京都文京区)
国立病院機構災害医療センター (東京都立川市)
日本赤十字社医療センター (東京都渋谷区)
東邦大学医療センター大森病院 (東京都大田区)
済生会横浜市東部病院 (神奈川県横浜市)
日本医科大学武蔵小杉病院 (神奈川県川崎市)
横浜労災病院 (神奈川県横浜市)
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 (神奈川県横浜市)
昭和大学藤が丘病院 (神奈川県横浜市)
藤沢市民病院 (神奈川県藤沢市)
横浜市立大学附属市民総合医療センター(神奈川県横浜市)
横浜南共済病院 (神奈川県横浜市)
横須賀共済病院 (神奈川県横須賀市)
日本医科大学千葉北総病院 (千葉県印西市)
第29回日本災害医学会総会・学術集会(会期:2024年2月22日から24日、会場:京都市)に教員3名、大学院生7名、学生9名の19名が参加しました。
「日本災害医学会」とは、災害時の医療に携わる医師、看護師、救急救命士ほか各職種のプロフェッショナルや研究者、災害医療や防災業務に携わる組織などが参画する学会です。
本会では「叡智の結集」をテーマに、災害医療体制の向上を目指し、京都市勧業館「みやこめっせ」を会場に開催され、本学からは学生を含む5名が口演発表を行いました。
小倉 勝弘
「サッカースタジアムにおける救護体制構築とその検証(第2報)」
増留 流輝(大学院修士課程2年)
「日本体育大学における災害医療ロジスティクス演習の教育効果と課題」
糟谷 一心(学部4年)
「日本体育大学における災害医療ロジスティクス演習本部活動の検討」
増田 尋斗(学部4年)
「実践的な避難所運営訓練~新上五島町における災害医療ロジスティクス演習~」
鈴木 唯華(学部3年)
「日本体育大学における災害医療ロジスティクス演習から活動隊報告書の課題を検討する」
学生は初めての学会発表となりましたが、口演練習やスライドの修正を発表直前まで行い、堂々とした発表で終えることができました。
また、1年生3名を含む他の参加学生もセッションで積極的に質問を行うなど、将来の活躍が期待される姿を見せてくれました。
本日、横浜市嶮山公園を会場に「すすき野地区防災フェア2024」が開催されました。
救急医療学科は出展協力のほか、消防団所属学生たちによる煙体験ハウスや水消火器による消火体験のブース運営支援を行いました。
<救急医療学科>
救急車・医療用資器材の展示
救急車の体験搭乗、電動ストレッチャーの操作体験
関係者の皆さま、ありがとうございました。