先日(3月15日)、総務省消防庁より「高規格救急自動車への電動ストレッチャー導入に関する考え方」として事務連絡文書が発出されました。
(https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/kyuuki_240315.pdf)
本学救急医療学科では全国に先駆け、2018年11月に電動ストレッチャーを搭載した救急車を製作・運用を開始し、
サッカーやマラソンなどのスポーツ競技における救護運用や、オープンキャンパス等での広報活動を展開してきました。
また、全国救急隊員シンポジウムでの展示や学会での発表も通じて、消防機関や医療機関の多くの皆さまにも触れていただきました。
電動ストレッチャーは、救急隊員の身体的負担軽減や安全性の向上などが期待される装備であり、
安全・安心な救急活動の実現に本学も引き続き貢献してゆきたいと考えています。
本日(3月16日)、東京・世田谷キャンパスにて、令和5年度病院実習報告会を開催しました。
報告会はハイブリッドで開催し、実習学生160名余りのほか、教職員と実習先関係者、次年度入学予定者も含め、延べ200名近くの皆さまのご参加をいただきました。
実習報告は口演とポスター展示に分けて行われ、学生たちは、医療機関での実習内容や症例の共有も行うことができました。
本年度の実習は、病院実習Ⅰ(二次救急医療機関の実習)で22医療機関、病院実習Ⅱ(三次救急医療機関の実習)で29医療機関の合計51の医療機関の協力をいただきました。
実習の調整やご指導など、ご理解とご協力をいただきました皆さまには、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
【病院実習Ⅰ・実習先(報告順)】
AOI国際病院 (神奈川県川崎市)
TMGあさか医療センター(埼玉県朝霞市)
苑田第一病院 (東京都足立区)
花と森の東京病院 (東京都北区)
菊名記念病院 (神奈川県横浜市)
久我山病院 (東京都世田谷区)
戸田中央総合病院 (埼玉県戸田市)
虎の門病院 (東京都港区)
自衛隊中央病院 (東京都世田谷区)
湘南藤沢徳洲会病院 (神奈川県藤沢市)
新座志木中央総合病院 (埼玉県新座市)
新百合ヶ丘総合病院 (神奈川県川崎市)
西新井病院 (東京都足立区)
相模原協同病院 (神奈川県相模原市)
総合東京病院 (東京都中野区)
東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉県浦安市)
東京曳舟病院 (東京都墨田区)
東京警察病院 (東京都中野区)
藤沢湘南台病院 (神奈川県藤沢市)
南多摩病院 (東京都八王子市)
南町田病院 (東京都町田市)
平成立石病院 (東京都葛飾区)
【病院実習Ⅱ・実習先(報告順)】
さいたま赤十字病院 (埼玉県さいたま市)
自治医科大学附属さいたま医療センター(埼玉県さいたま市)
埼玉医科大学国際医療センター (埼玉県日高市)
川口市立医療センター (埼玉県川口市)
さいたま市立病院 (埼玉県さいたま市)
東京都立墨東病院 (東京都墨田区)
青梅市立総合病院 (東京都青梅市)
東京女子医科大学足立医療センター (東京都足立区)
日本大学医学部附属板橋病院 (東京都板橋区)
東京都立多摩総合医療センター (東京都府中市)
東京医科大学八王子医療センター (東京都八王子市)
武蔵野赤十字病院 (東京都武蔵野市)
国立国際医療研究センター病院 (東京都新宿区)
日本医科大学付属病院 (東京都文京区)
日本医科大学多摩永山病院 (東京都多摩市)
東京医科歯科大学病院 (東京都文京区)
国立病院機構災害医療センター (東京都立川市)
日本赤十字社医療センター (東京都渋谷区)
東邦大学医療センター大森病院 (東京都大田区)
済生会横浜市東部病院 (神奈川県横浜市)
日本医科大学武蔵小杉病院 (神奈川県川崎市)
横浜労災病院 (神奈川県横浜市)
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 (神奈川県横浜市)
昭和大学藤が丘病院 (神奈川県横浜市)
藤沢市民病院 (神奈川県藤沢市)
横浜市立大学附属市民総合医療センター(神奈川県横浜市)
横浜南共済病院 (神奈川県横浜市)
横須賀共済病院 (神奈川県横須賀市)
日本医科大学千葉北総病院 (千葉県印西市)
第29回日本災害医学会総会・学術集会(会期:2024年2月22日から24日、会場:京都市)に教員3名、大学院生7名、学生9名の19名が参加しました。
「日本災害医学会」とは、災害時の医療に携わる医師、看護師、救急救命士ほか各職種のプロフェッショナルや研究者、災害医療や防災業務に携わる組織などが参画する学会です。
本会では「叡智の結集」をテーマに、災害医療体制の向上を目指し、京都市勧業館「みやこめっせ」を会場に開催され、本学からは学生を含む5名が口演発表を行いました。
小倉 勝弘
「サッカースタジアムにおける救護体制構築とその検証(第2報)」
増留 流輝(大学院修士課程2年)
「日本体育大学における災害医療ロジスティクス演習の教育効果と課題」
糟谷 一心(学部4年)
「日本体育大学における災害医療ロジスティクス演習本部活動の検討」
増田 尋斗(学部4年)
「実践的な避難所運営訓練~新上五島町における災害医療ロジスティクス演習~」
鈴木 唯華(学部3年)
「日本体育大学における災害医療ロジスティクス演習から活動隊報告書の課題を検討する」
学生は初めての学会発表となりましたが、口演練習やスライドの修正を発表直前まで行い、堂々とした発表で終えることができました。
また、1年生3名を含む他の参加学生もセッションで積極的に質問を行うなど、将来の活躍が期待される姿を見せてくれました。




本日、横浜市嶮山公園を会場に「すすき野地区防災フェア2024」が開催されました。
救急医療学科は出展協力のほか、消防団所属学生たちによる煙体験ハウスや水消火器による消火体験のブース運営支援を行いました。
<救急医療学科>
救急車・医療用資器材の展示
救急車の体験搭乗、電動ストレッチャーの操作体験
関係者の皆さま、ありがとうございました。
本日午前、鎌倉市消防本部多数傷病者訓練に参加しました。
この訓練は鎌倉市内を走行中の車両(観光バス)による事故を想定に、多数傷病者発生時の対応の確認と他機関との連携を強固にすることを目的に行われました。
救急医療学科からは学生も傷病者役として参加し、傷病者目線でトリアージを体験するだけでなく、消防機関が担う救急活動や救助活動についても学ぶことができました。
今後も救急医療学科では、消防機関や医療機関などと連携を密にしながら、教育・研究活動に努めてゆきます。



※ トリアージ(英語:triage、フランス語:triage))
災害発生時など多数の傷病者が発生した場合、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度(トリアージ・カテゴリー)を決めること。
カテゴリーは、赤・黄・緑・黒の4段階に分類される。
※ 写真は承諾を得て撮影し、掲載しています。
2月14日から15日にかけて、災害医療ロジスティクス演習を行っています。
この演習は日本で初となる実践型の演習で、災害医療の最前線で活躍されている方々が講師として参加し、ロジスティクス業務の基礎を習得します。
開講から4年目を迎え、この科目を履修した学生は、新型コロナウイルス感染症での酸素投与センター支援で活躍しており、現在、能登半島地震の医療支援で即戦力として活躍しています。
ロジスティクス演習では、現地派遣と本部運営の2つのチームに分かれ、あらゆるミッションに取り組みながら、通信機器やICTを活用して、派遣チームと本部の間での情報共有を図ります。また、フィールドワークを通じて、物資の調達や病院、避難所の支援など、実践的な演習を行っています。
活動終了後には、標準作業手順書や活動報告書を作成し、2日目には全体で会議と報告会を実施します。
明日13時から本部の会議を公開させて頂きます。
希望される方は以下のURLからご参加ください。
議事次第はこちら
ぜひご参加ください!
*ロジスティクス(Logistics:兵站(へいたん))は軍隊においては物資の補給や資器材の管理,部隊の展開や維持などに係る後方支援活動を意味する.
救急医療学科では、先月30日より延べ5日間の日程で学内臨地実習を実施しました。
この実習は、2年次及び3年次履修科目である「救急車同乗実習」の履修学生を対象に開講しているプログラムの一つです。
学内臨地実習は、新型コロナウイルスの流行により消防機関での実習確保が困難となった2020年度より新たに開始した実習プログラムであり、保有する救急車と横浜・健志台キャンパス内の施設を活用し、学生が出動から医療機関収容までの一連のフェーズを実活動として行う実習です。
また、本実習は医師・救急救命士資格を有する教員による指導のほか、地域消防機関の現役救急救命士の方々にも来学していただき、救急活動に対するフィードバックをいただいたり、各地域のMC体制と救急活動について学習することができる実習ともしています。
この実習をとおして、一人でも多くの即戦力となる救急救命士の輩出に努めてゆきたいと思います。


※ MC体制:Medical Control体制
救急現場から医療機関へ傷病者(患者)が搬送されるまでの間における、救急救命士を含めた救急隊員が行う処置などの質を医学的観点から保証する体制。
体制は都道府県や地域単位で敷かれている。
※ 救急車の運行・安全管理は、本学教員にて実施しています。

救急医療学科の卒業生と参加学生。先輩方は頼りになります!

職業説明では、福利厚生や勤務体制などの情報を教えていただきました。

救急隊の車両を見せていただきました。

昼食座談会では、救急医療学科卒業生の経験談で盛り上がりました!

先輩の指導で整列、挨拶から訓練開始!

憧れの防火服を着ることができました。

放水体験では、反動力の強さを実感しました。

救助隊の安全管理のもと、降下訓練も体験させていただきました。
救急医療学科では、2018年より日本体育大学クリニック(東京・世田谷キャンパス内に設置)に配置された救急車を所属する教員(医師・救急救命士)により運用しています。
救急車は、2022年に関係機関の認可を受け、赤色警光灯を装備した緊急車両にリニューアルされ、スポーツ現場での医療支援や災害医療支援、教育・研究活動に活用しています。
また、オープンキャンパスや各種イベント等での広報活動でも活用し、多くの皆さまに車両や特徴的な資器材を見ていただく、触れていただく機会も設けています。
そして、広報活動の一環として、救急車に関する新たにポスターを制作しました。
少しでも多くの皆さまに日体大・救急医療を知っていただき、地域貢献・社会貢献に繋がる活動を進めてゆきたいと思います。
※ 日体大EDMS:NITTAIDAI Emergency and Disaster Medical Services
教員の中澤です。公益社団法人日本水難救済会において、海上保安官を対象とした「令和5年度 洋上救急業務中央研修会」が開催され、救急医療制度や救急現場の現状と課題について講演させていただきました。
日本体育大学は、海上保安庁第三管区海上保安本部と包括連携協定を結んでおり、救急医療学科の卒業生も海上保安庁で活躍しています。また、海上保安庁や東京消防庁の元幹部が学事顧問として学生の進路相談にも親身に対応し、学生の夢の実現をサポートしています。
画像は、公益社団法人日本水難救済会の公式Xより引用させていただきました。
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