本日午前、鎌倉市消防本部多数傷病者訓練に参加しました。
この訓練は鎌倉市内を走行中の車両(観光バス)による事故を想定に、多数傷病者発生時の対応の確認と他機関との連携を強固にすることを目的に行われました。
救急医療学科からは学生も傷病者役として参加し、傷病者目線でトリアージを体験するだけでなく、消防機関が担う救急活動や救助活動についても学ぶことができました。
今後も救急医療学科では、消防機関や医療機関などと連携を密にしながら、教育・研究活動に努めてゆきます。
※ トリアージ(英語:triage、フランス語:triage))
災害発生時など多数の傷病者が発生した場合、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度(トリアージ・カテゴリー)を決めること。
カテゴリーは、赤・黄・緑・黒の4段階に分類される。
※ 写真は承諾を得て撮影し、掲載しています。
2月14日から15日にかけて、災害医療ロジスティクス演習を行っています。
この演習は日本で初となる実践型の演習で、災害医療の最前線で活躍されている方々が講師として参加し、ロジスティクス業務の基礎を習得します。
開講から4年目を迎え、この科目を履修した学生は、新型コロナウイルス感染症での酸素投与センター支援で活躍しており、現在、能登半島地震の医療支援で即戦力として活躍しています。
ロジスティクス演習では、現地派遣と本部運営の2つのチームに分かれ、あらゆるミッションに取り組みながら、通信機器やICTを活用して、派遣チームと本部の間での情報共有を図ります。また、フィールドワークを通じて、物資の調達や病院、避難所の支援など、実践的な演習を行っています。
活動終了後には、標準作業手順書や活動報告書を作成し、2日目には全体で会議と報告会を実施します。
明日13時から本部の会議を公開させて頂きます。
希望される方は以下のURLからご参加ください。
議事次第はこちら
ぜひご参加ください!
*ロジスティクス(Logistics:兵站(へいたん))は軍隊においては物資の補給や資器材の管理,部隊の展開や維持などに係る後方支援活動を意味する.
救急医療学科では、先月30日より延べ5日間の日程で学内臨地実習を実施しました。
この実習は、2年次及び3年次履修科目である「救急車同乗実習」の履修学生を対象に開講しているプログラムの一つです。
学内臨地実習は、新型コロナウイルスの流行により消防機関での実習確保が困難となった2020年度より新たに開始した実習プログラムであり、保有する救急車と横浜・健志台キャンパス内の施設を活用し、学生が出動から医療機関収容までの一連のフェーズを実活動として行う実習です。
また、本実習は医師・救急救命士資格を有する教員による指導のほか、地域消防機関の現役救急救命士の方々にも来学していただき、救急活動に対するフィードバックをいただいたり、各地域のMC体制と救急活動について学習することができる実習ともしています。
この実習をとおして、一人でも多くの即戦力となる救急救命士の輩出に努めてゆきたいと思います。
※ MC体制:Medical Control体制
救急現場から医療機関へ傷病者(患者)が搬送されるまでの間における、救急救命士を含めた救急隊員が行う処置などの質を医学的観点から保証する体制。
体制は都道府県や地域単位で敷かれている。
※ 救急車の運行・安全管理は、本学教員にて実施しています。

救急医療学科の卒業生と参加学生。先輩方は頼りになります!

職業説明では、福利厚生や勤務体制などの情報を教えていただきました。

救急隊の車両を見せていただきました。

昼食座談会では、救急医療学科卒業生の経験談で盛り上がりました!

先輩の指導で整列、挨拶から訓練開始!

憧れの防火服を着ることができました。

放水体験では、反動力の強さを実感しました。

救助隊の安全管理のもと、降下訓練も体験させていただきました。
救急医療学科では、2018年より日本体育大学クリニック(東京・世田谷キャンパス内に設置)に配置された救急車を所属する教員(医師・救急救命士)により運用しています。
救急車は、2022年に関係機関の認可を受け、赤色警光灯を装備した緊急車両にリニューアルされ、スポーツ現場での医療支援や災害医療支援、教育・研究活動に活用しています。
また、オープンキャンパスや各種イベント等での広報活動でも活用し、多くの皆さまに車両や特徴的な資器材を見ていただく、触れていただく機会も設けています。
そして、広報活動の一環として、救急車に関する新たにポスターを制作しました。
少しでも多くの皆さまに日体大・救急医療を知っていただき、地域貢献・社会貢献に繋がる活動を進めてゆきたいと思います。
※ 日体大EDMS:NITTAIDAI Emergency and Disaster Medical Services

教員の中澤です。公益社団法人日本水難救済会において、海上保安官を対象とした「令和5年度 洋上救急業務中央研修会」が開催され、救急医療制度や救急現場の現状と課題について講演させていただきました。
日本体育大学は、海上保安庁第三管区海上保安本部と包括連携協定を結んでおり、救急医療学科の卒業生も海上保安庁で活躍しています。また、海上保安庁や東京消防庁の元幹部が学事顧問として学生の進路相談にも親身に対応し、学生の夢の実現をサポートしています。
画像は、公益社団法人日本水難救済会の公式Xより引用させていただきました。


1月10日から13日まで、志賀高原焼額山スキー場で救急医療学科2年次の野外活動実習Ⅱ(雪山)が開講され、学生はスキーと雪山での救急活動を学びました。
スキー実習では、クラス別の小グループに指導員が配置され、初めてスキーに挑戦する初心者でも、最終日には山頂から自力で滑走できるレベルに上達します。丁寧な指導が受けられるのは、日体大ならではの強みです。
また、救急活動訓練では、実際に雪国で救急救命士として活躍していた教員の監修のもと、救急活動や救助活動の訓練を実施しました。当学科では、2年次までに救急救命士の特定行為の基本手技を修得するため、雪山などの特殊環境での応用を体験することができます。3泊4日の共同生活でが学生同士の絆は一層深まりました。

雪上での救出救助訓練

ゾンデによる検索訓練

雪崩による窒息を想定した気管挿管

スキーの基礎訓練
救急医療学科では、2年次と3年次に消防機関での救急車同乗実習を実施しています。2年次は、健志台キャンパスを管轄する横浜市消防局で、3年次は、学生の故郷や就職希望先などを考慮した「ふるさと同乗実習」を行い、全国各地の消防本部での体験を、報告会で共有します。今年度も、北海道から沖縄まで、約60カ所の消防本部に実習を受け入れていただき、学生は貴重な体験をすることができました。
1月20日(土)の報告会では、学生が実習でお世話になった地域を紹介し、救急車同乗実習で遭遇した症例や消防署で教わったことを共有し、質疑応答でも積極的な意見交換が行われました。消防機関のご担当者にも聴講していただき、講評をいただくことができました。学生からは、「教科書とは異なる症状をみることができた」「地域の言葉を使った救急隊の接遇に温かみを感じた」「生まれ育った地域を守れる人になりたいと思った」など、様々な意見があがりました。
実習を受け入れてくださった消防本部の皆様に、改めてお礼申し上げます。




1月6日、救急医療学科の教員5名は、公益社団法人全日本病院協会AMAT(全日本病院医療支援班:All Japan Hospital Medical Assistance Team )の日本医科大学・日本体育大学合同チーム(3次隊)として、救急車で被災地支援に向かいました。
【派遣隊員】 小川理郎教授(医師) 横田裕行教授(医師) 鈴木健介准教授(救急救命士) 小倉勝弘教員(救急救命士) 三橋正典教員(救急救命士)




