








10月29日、横浜マラソン2023の開催に伴い、救急医療学科から多くの学生と教員が救護で大会を支援しました。
学生は沿道での救護スタッフ(FR隊員)としてランナーの安全を守り、安心して走れる環境の提供に貢献しました。また、教員は救急車を運用して傷病者を医療機関に搬送する活動を行いました。日本体育大学だからこそ、多くのスポーツと関わることができます。
参加学生からは、「大学で学んでいる救急医療の知識・技術を活かした大会運営の協力ができた」「競技する、観るだけではなく、スポーツを支えることも大切だと学ぶことができた」「傷病者対応は緊張したが、医師や看護師、救急救命士と活動することができ、大変良い学びとなった」「体調を崩された方が悪化しないよう、自分も精一杯サポートしようと思った」との声が聞かれ、貴重な機会を得ることができたことに感謝しつつ、自らの勉強が社会貢献に繋がっていることを活動を通して実感しました。
救急医療学科は、今後も体育・スポーツを医療で支える活動を継続していきます。





10月28日、日本体育大学・横浜健志台キャンパスで防災訓練が実施されました。
近隣町会の皆様にお越しいただき、青葉区役所・青葉消防署・日本体育大学救急医療学科が展開する3つの訓練を体験いただきました。
救急医療学科では、災害で多数の傷病者が発生した場合に搬送や処置の優先順位を決める「トリアージ」について、当学科で作成したVR(バーチャルリアリティー)の教材を使って、地域住民の皆様にも体験していただくことで、災害医療について理解を深めていただきました。
参加した住民の方からは「災害時と平常時の医療の違いが理解できた」「実際にやってみると難しい」「呼吸や脈拍の確認方法がわかって良かった」「学生と一緒に訓練ができて良かった」「VRの世界に入り込んで夢中でやってみた」などの感想が聞かれました。
地域の皆様と顔の見える関係ができ、学生にとっても有意義な訓練となりました。

お互いの手首で脈拍を確認!

学生が傷病者役となりトリアージを実施

VRでのトリアージ体験

学生消防団
救急医療学科では、12月に予定されている第18回東日本学生救急救命技術選手権に向けた選考会を去る10月3日に開催しました。
本選考会の参加学生は学年関係なく公募とし、参加学生が持てる知識と技術を競い合うことで、さらなる救急救命技能の向上にも繋がるものとしています。
<学生救急救命技術選手権とは>
参加校は学生4名以上6名以内でチーム編成し、そのうち3名が救急隊員として救急現場を想定した会場を巡り、定められた競技規則に従って活動します。また、救急隊員以外の者は、必要に応じて消防隊員として活動に加わることができます。
活動は、医師、救急救命士の評価者が、各会場における隊員及び隊活動を、定められた評価表に基づいて評価し、得点に応じて順位点が付与されます。参加校は、各会場の順位点の合計をもって総合順位が決定されています(本学は昨年度、総合3位の成績を収めました)。


防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)は、国が主催する日本最大級の防災イベントで、今年は関東大震災発生から100年の節目として、関東大震災の震源地・神奈川県での開催となりました。
救急医療学科では、災害医療分野の人材育成にも力を入れており、本イベントにも屋外展示で参加しました。来場した子どもから大人まで楽しみながら救急医療に関心を持っていただけるよう、救急車や電動ストレッチャーの搭乗体験や心肺蘇生法の練習をしていただき、救急医療学科の活動をポスターで紹介しました。9月18日には、堀井学内閣府副大臣(防災、国土強靱化担当)に本学救急車を視察していただきました。
クロージングセッションでは、本学学生が登壇し、「次世代へつなぐメッセージ」として、秋田県五城目町での災害ボランティア活動の体験をもとに、今、自分たちができることについてスピーチしました。発表した学生は、「初めて被災地を目の当たりにして、災害の恐ろしさを実感して驚きました。自分が誰かのためにこんなに頑張れるとは思いませんでした。『ありがとう』と言われたとき、学生でも被災地の力になれたことがとても嬉しかったです。今後も、誰かのために頑張ることの尊さを、仲間や後輩に伝えていきたいです。」と話していました。

電動ストレッチャー搭乗体験(写真:読売新聞神奈川版より引用)

クロージングセッション

災害ボランティアを通じて学んだことをスピーチする学生

堀井内閣府副大臣の視察(写真は堀井学内閣府副大臣noteより引用 https://note.com/horii_manabu/n/n25c3493117a6)
令和6年度入学者選抜試験(総合型選抜・課題探求型)の出願は9月21日まで(期間内消印有効)です。日体大救急医療学科で、救急救命士を目指してみませんか?魅力的なカリキュラムやイベントで、充実した大学生活間違いなしです!
https://www.nittai.ac.jp/exam/sougou/
出願期間:令和5年9月1日(金)~令和5年9月21日(木) ※期間内消印有効
試験日:令和5年10月14日(土)
入試・出願に関するお問い合わせ:アドミッションセンター(TEL:03-5706-0910)
【野外活動実習Ⅳ(山岳)】
https://youtu.be/KDVUpvUB-gQ?si=VYwzk-AvCs6kBzfy
【野外活動実習Ⅲ(河川)】
https://youtu.be/O-3QMsbE6sA?si=nTYTVWxWZCI0J7Mq
【米国シアトル市との交流】
https://youtu.be/iX5O6TtjDP8?si=Vb8OZry4FkAwfUse
【救命蘇生研究会】
https://youtu.be/6qcuVAXUeI8?si=Hy-_Pdj6DaB-qGBh
ほかにも、多彩なイベントがたくさんあります!ご入学をお待ちしています。
救急医療学科では、1年次履修科目(必修科目)として「救助救命医療学演習」を開講しています。
この演習では、ファーストレスポンダー(最初の対応者)としての適切な対応方法を学ぶとともに、救急活動に必要な安全管理や救助活動の基本手技を修得することで、医療を学ぶ者としての模範的な行動や医療ボランティアや災害支援ボランティアなどの地域貢献活動を自発的に行うことのできる知識と技術の習得を目標としています。
プログラムには、JPTECファーストレスポンダーコースも組み込まれており、認定インストラクターによる実習も行われ、実習最終日には修了証が授与されます。
また、昨年度からは海上保安庁と自衛隊での実習も組み入れ、演習2日目となる9月12日には海上保安庁横浜海上防災基地で、翌13日には陸・海・空自衛隊の駐屯地・基地に分かれて実習が行われました。
特に横浜海上防災基地では、海上保安庁特殊救難隊による救助(外傷対応)訓練の見学と実習や、機動防除隊の機材説明と取扱訓練を実施させていただきました。
学生たちは1年次よりプロフェッショナルによる講義と実習を学習することで、幅広い分野における救助救命の実際を学び、将来の選択に繋げるものとしています。
海上保安庁施設での実習


陸上自衛隊施設での実習
公開講座のご案内です。同日、東京・世田谷キャンパスで開催予定のオープンキャンパスにも、ぜひお立ち寄りください。
日時:2023年12月10日(土)9:00~12:30
場所:日本体育大学 日体会館 6B01教室 東京都世田谷区深沢7丁目16-4
内容:救急救命士・防災士の講師が、知識と経験を踏まえて「災害への備えと対応」について、以下の4つのテーマで市民の皆様にも知っておいていただきたいことをお伝えします。
①災害時の救急医療体制のリアル ~東日本大震災・新型コロナウイルス感染拡大の経験から~
②災害時の健康管理 ~災害時に起こりやすい疾患とその対応~
③災害時のロジスティクスの重要性
④身近なものを使った応急手当(実技)
受講料:1,000円(小学生500円、本学教職員・本学学生は無料)
申し込み:救急救命士・防災士から学ぶ 災害への備えと対応申込フォーム (google.com)
問合せ先:日本体育大学社会貢献推進機構 スポーツプロモーション・オフィス
TEL:03-5706-0911 Mail:shakaikouken@nittai.ac.jp

救急医療学科では、9月4日から7日まで、3年次の野外活動実習として、山口県消防学校・山口市消防本部の協力を得て、消防活動訓練と流水救助訓練(スイフトウォーターレスキュートレーニング)を行いました。
山口県消防学校では、初任教育学生の指導により、礼式や結索訓練・防火衣着装訓練・ロープ渡過訓練を体験させていただきました。参加した学生は、同年代の消防士が規律正しく訓練に励む姿に刺激を受け、懸命に訓練に取り組み、大きな達成感を得ることが出来ました。
また、河川での救命・救助活動を学ぶため、阿武川特設カヌー場で山口市消防本部の流水救助訓練に参加させていただきました。学生は、事前の泳力チェックや装備品の確認を行い、前日には山口市消防本部の水難救助隊長から流水救助の基本的知識の講義を受けて訓練に臨みました。山口市消防本部消防職員の安全管理のもと、実際に入水させていただき、学生は自然環境の偉大さと危険性、知識と技術の必要性を理解することが出来ました。
宿泊でお世話になった萩セミナーハウスでは、野外炊飯訓練や清掃活動を通じて共同生活の規律や自己管理を学び、学生間の絆が一層深まりました。
この実習で得たものは知識・技術だけではありません。最終日に行われた報告会で学生が発表した内容には、各種訓練での素晴らしい指導者と信頼できる仲間との出会いが、学生にとって一生忘れることのない貴重な体験となったことが現れていました。
山口県消防学校の皆様、山口市消防本部の皆様、萩セミナーハウスの皆様には、あらためて感謝申し上げます。
日本体育大学の救急医療学科では、野外活動(海・雪山・河川・山岳)を通じて、災害医療分野で活躍できる救急救命士を養成しています。
※9月10日 オープンキャンパス
https://www.nittai.ac.jp/exam/opencampus/
※9月1日~21日 令和6年度入学者選抜・総合型選抜 課題探究型出願期間
https://www.nittai.ac.jp/exam/sougou/

山口県消防学校の教官・初任教育学生の皆様と本学学生

ロープ結索訓練で自分の命綱を作成

渡過訓練では仲間の励ましが大きな力となった

訓練指導をしていただいた初任教育学生の皆様に感謝

流水救助訓練で川にエントリーする学生

仲間の支えと息のあった動きが重要な浅瀬横断のテクニック

溺者役のバディを救助に向かう学生

阿武川ダムを背景に山口市消防本部の指導者と本学学生・教員

飯盒炊飯