救急医療学科の学生が、日本蘇生学会第42回大会「第5回心肺蘇生法普及コンテスト」に参加し、最優秀賞を受賞しました。

この栄誉ある賞は、チーム全員の献身と協力の賜物です。以下参加学生のコメントです。

「動画作成は、構成を練りながら、多くのアイデアを共有しました。私たちは「気道異物」をテーマに、視聴者にわかりやすく、楽しく学べる内容を心がけました。撮影はコマ撮り技術を用いて行われ、編集作業は思った以上に時間がかかりましたが、チーム全員で支え合いながら進めることができました。受賞の知らせは、チーム全員にとって大きな喜びであり、視聴者からの温かい反響も大きな励みとなりました。多くの方から「面白かった」「引き込まれた」という声をいただき、企画への参加が大きな成果となりました。この経験は、私たちにとって貴重な学びであり、リーダーシップを培う機会でもありました。今後は、この経験を活かし、後輩たちに引き継ぎ、毎年のプロジェクト化を目指します。このコンテストでの経験は、私たちにとって忘れられない宝物です。今後も、この学びを生かして、さらに成長していきたいです。」 救急医療学科4年 高橋涼華

11月15日、横浜アリーナで「第60回日本体育大学体育研究発表実演会」が開催され、救急医療学科教員と救急医療サークルの学生が医務担当スタッフとして参加しました。
今回は「Power of Sports」をテーマに、各演技団体が体育・スポーツを通じて元気と勇気を観覧の皆様にお届けすることを目指し、全身全霊で演技を行いました。
出場選手の安全を守り、安心して演技を行うためにサポートしたのが、救急医療学科の医師・救急救命士の教員と学生です。
当日は、会場をチェックし、予行演習から出場団体の様子を観察し、救護本部と巡回班、救護室が有機的に連携して、何度もシミュレーションを行いました。実演会開催中は、事故の予防と怪我人・急病人の対応を行い、選手は演技に参加できるよう、お客様は無事にご帰宅できるよう、最善の対応を行いました。
救急医療サークルの学生は、「大きな事故が無くて良かった」「対応した方から『ありがとう』と言われて嬉しかった」「先生や先輩方と現場経験を積むことが出来て良かった」「スポーツと関われる日体大に入ってよかった」などの感想を述べました。
11月3日、救急医療学科では「青葉区民まつり2023」でブースを出展し、ご来場の皆様に心肺蘇生法や異物除去法の体験をしていただきました。
今年のテーマ「地域の力~共に進もう心の絆を青葉から~」を現わすように、地域の皆様が親子で応急手当にチャレンジする姿がたくさん見られました。
展示していた救急資器材を夢中で見てくれた子供たちが「大人になったら救急救命士になりたい」と話してくれたときは、救急医療学科のスタッフも嬉しくなりました。
子供たちは地域社会の宝。一生懸命、胸骨圧迫にチャレンジしてくださった皆様、ありがとうございました。地域の子供たちが、将来、日本体育大学で救急医療を勉強して、地域を守る市民のヒーローになってくれたら、心強いですね。
11月1日のTBS「ふるさとの未来」で救急医療学科が紹介されました。
 
(以下、TBS番組表ホームページより抜粋)
1891年創設。学生数は7700名以上!「スポーツ指導者の養成」や「アスリートの育成」だけじゃない!“支える”をテーマに日本体育大学ならではの取り組みをご紹介!
▼人々を“医療で”支える 保健医療学部・救急医療学科救急救命士の合格率95%以上(2022年度)今注目される救急医療学科とは?海上保安庁での特別実習にも密着!

10月29日、横浜マラソン2023の開催に伴い、救急医療学科から多くの学生と教員が救護で大会を支援しました。

学生は沿道での救護スタッフ(FR隊員)としてランナーの安全を守り、安心して走れる環境の提供に貢献しました。また、教員は救急車を運用して傷病者を医療機関に搬送する活動を行いました。日本体育大学だからこそ、多くのスポーツと関わることができます。

参加学生からは、「大学で学んでいる救急医療の知識・技術を活かした大会運営の協力ができた」「競技する、観るだけではなく、スポーツを支えることも大切だと学ぶことができた」「傷病者対応は緊張したが、医師や看護師、救急救命士と活動することができ、大変良い学びとなった」「体調を崩された方が悪化しないよう、自分も精一杯サポートしようと思った」との声が聞かれ、貴重な機会を得ることができたことに感謝しつつ、自らの勉強が社会貢献に繋がっていることを活動を通して実感しました。

救急医療学科は、今後も体育・スポーツを医療で支える活動を継続していきます。

10月28日、日本体育大学・横浜健志台キャンパスで防災訓練が実施されました。

近隣町会の皆様にお越しいただき、青葉区役所・青葉消防署・日本体育大学救急医療学科が展開する3つの訓練を体験いただきました。

救急医療学科では、災害で多数の傷病者が発生した場合に搬送や処置の優先順位を決める「トリアージ」について、当学科で作成したVR(バーチャルリアリティー)の教材を使って、地域住民の皆様にも体験していただくことで、災害医療について理解を深めていただきました。

参加した住民の方からは「災害時と平常時の医療の違いが理解できた」「実際にやってみると難しい」「呼吸や脈拍の確認方法がわかって良かった」「学生と一緒に訓練ができて良かった」「VRの世界に入り込んで夢中でやってみた」などの感想が聞かれました。

地域の皆様と顔の見える関係ができ、学生にとっても有意義な訓練となりました。

お互いの手首で脈拍を確認!

学生が傷病者役となりトリアージを実施

VRでのトリアージ体験

学生消防団

救急医療学科では、12月に予定されている第18回東日本学生救急救命技術選手権に向けた選考会を去る10月3日に開催しました。

本選考会の参加学生は学年関係なく公募とし、参加学生が持てる知識と技術を競い合うことで、さらなる救急救命技能の向上にも繋がるものとしています。

 

<学生救急救命技術選手権とは>

参加校は学生4名以上6名以内でチーム編成し、そのうち3名が救急隊員として救急現場を想定した会場を巡り、定められた競技規則に従って活動します。また、救急隊員以外の者は、必要に応じて消防隊員として活動に加わることができます。

活動は、医師、救急救命士の評価者が、各会場における隊員及び隊活動を、定められた評価表に基づいて評価し、得点に応じて順位点が付与されます。参加校は、各会場の順位点の合計をもって総合順位が決定されています(本学は昨年度、総合3位の成績を収めました)。

 

防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)は、国が主催する日本最大級の防災イベントで、今年は関東大震災発生から100年の節目として、関東大震災の震源地・神奈川県での開催となりました。

救急医療学科では、災害医療分野の人材育成にも力を入れており、本イベントにも屋外展示で参加しました。来場した子どもから大人まで楽しみながら救急医療に関心を持っていただけるよう、救急車や電動ストレッチャーの搭乗体験や心肺蘇生法の練習をしていただき、救急医療学科の活動をポスターで紹介しました。9月18日には、堀井学内閣府副大臣(防災、国土強靱化担当)に本学救急車を視察していただきました。

クロージングセッションでは、本学学生が登壇し、「次世代へつなぐメッセージ」として、秋田県五城目町での災害ボランティア活動の体験をもとに、今、自分たちができることについてスピーチしました。発表した学生は、「初めて被災地を目の当たりにして、災害の恐ろしさを実感して驚きました。自分が誰かのためにこんなに頑張れるとは思いませんでした。『ありがとう』と言われたとき、学生でも被災地の力になれたことがとても嬉しかったです。今後も、誰かのために頑張ることの尊さを、仲間や後輩に伝えていきたいです。」と話していました。

電動ストレッチャー搭乗体験(写真:読売新聞神奈川版より引用)

クロージングセッション

災害ボランティアを通じて学んだことをスピーチする学生

堀井内閣府副大臣の視察(写真は堀井学内閣府副大臣noteより引用 https://note.com/horii_manabu/n/n25c3493117a6

令和6年度入学者選抜試験(総合型選抜・課題探求型)の出願は9月21日まで(期間内消印有効)です。日体大救急医療学科で、救急救命士を目指してみませんか?魅力的なカリキュラムやイベントで、充実した大学生活間違いなしです!

https://www.nittai.ac.jp/exam/sougou/

 

出願期間:令和5年9月1日(金)~令和5年9月21日(木) ※期間内消印有効

試験日:令和5年10月14日(土)

入試・出願に関するお問い合わせ:アドミッションセンター(TEL:03-5706-0910)

 

【野外活動実習Ⅳ(山岳)】

https://youtu.be/KDVUpvUB-gQ?si=VYwzk-AvCs6kBzfy

【野外活動実習Ⅲ(河川)】

https://youtu.be/O-3QMsbE6sA?si=nTYTVWxWZCI0J7Mq

【米国シアトル市との交流】

https://youtu.be/iX5O6TtjDP8?si=Vb8OZry4FkAwfUse

【救命蘇生研究会】

https://youtu.be/6qcuVAXUeI8?si=Hy-_Pdj6DaB-qGBh

ほかにも、多彩なイベントがたくさんあります!ご入学をお待ちしています。

救急医療学科では、1年次履修科目(必修科目)として「救助救命医療学演習」を開講しています。

この演習では、ファーストレスポンダー(最初の対応者)としての適切な対応方法を学ぶとともに、救急活動に必要な安全管理や救助活動の基本手技を修得することで、医療を学ぶ者としての模範的な行動や医療ボランティアや災害支援ボランティアなどの地域貢献活動を自発的に行うことのできる知識と技術の習得を目標としています。

プログラムには、JPTECファーストレスポンダーコースも組み込まれており、認定インストラクターによる実習も行われ、実習最終日には修了証が授与されます。

また、昨年度からは海上保安庁と自衛隊での実習も組み入れ、演習2日目となる9月12日には海上保安庁横浜海上防災基地で、翌13日には陸・海・空自衛隊の駐屯地・基地に分かれて実習が行われました。

特に横浜海上防災基地では、海上保安庁特殊救難隊による救助(外傷対応)訓練の見学と実習や、機動防除隊の機材説明と取扱訓練を実施させていただきました。

学生たちは1年次よりプロフェッショナルによる講義と実習を学習することで、幅広い分野における救助救命の実際を学び、将来の選択に繋げるものとしています。

 
 
海上保安庁施設での実習

 

陸上自衛隊施設での実習