



12月11日(日)に日本体育大学世田谷キャンパスで、今年度2回目の開催となる公開講座「高齢者の地域救急医療を考える」を開催しました!

今回行われた公開講座は、常日頃から日体大を応援して頂いている地域の方々30名が参加されました。救急医療学科の教員7名と大学院生6名が講師となり、高齢者の地域救急医療についての講義を行いました。




講義は、内因性(病気)や外因性(けが)の高齢者に起こりうる救急疾患について、幅広い内容を網羅して行いました。救急現場で活躍していた教員、救急医療について研究を行っている大学院生からリアルな高齢者の地域救急医療を地域の方にお伝えする機会となりました。
【公開講座プログラム】
⑴認知症の病状と日常対策: 原田諭 ・郡愛
⑵感染症と肺炎の対策 :三橋正典・ 髙橋治花
⑶心臓・血管病への対策 :成川憲司・ 古正凪沙
⑷室内事故とその予防 :坂田健吾 ・北野信之介
⑸外出時の事故と予防: 小倉勝弘 ・田畑龍正
⑹高齢者の病態と日常で気をつける習慣 :小川理郎
質疑応答の時間では、参加者からの質問に対し、1つ1つ具体的に救急現場の話を踏まえながら対応させて頂きました。
参加者からは、「本などには載っていない、現場を知っている講師だからこその話を聴けた」「様々な方面から、健康寿命を延ばすヒントを得ました」「続編に期待しています」「プロのお話には重みがあります」などの感想が寄せられました。



救急医療学科は、引き続き地域貢献活動に力を入れていきます。また、少しでも多くの方に救急医療を知っていただけるよう、こころがけていきます。来年度も、ぜひ公開講座にご参加ください!
10月27日~11月15日の20日間で、米国・シアトル市のシアトル消防のパラメディック6名の方々を2団に分かれて日体大救急医療学科にご招待しました!
シアトル消防署の現役パラメディックは、日本の救急医と同等の手技が行えて、医学知識も豊富で、シアトル市では市民に一番愛されている職業です。
滞在期間中は各学年のシミュレーション実習での指導や心肺蘇生法講習会の開催、日本の救急システムを視察されました。私たちは彼らをアテンドして、シアトルの文化と習慣を聞き日本の文化を紹介して、非常に有意義な時間を過ごすことができました。学生は、救急現場のことや救急医学に関することを英語で質問し、ディスカッションを行いました。米国・シアトルに行かなくとも、今回の機会は学生に限らず、院生や本学の教員にも勉強や研究に対していい刺激、モチベーション向上につながります。



滞在期間中の週末は、学生によって関東を観光するツアーを計画してくれました。
【観光ツアーを企画した学生の感想です】
今回私達は、学生アテンドの企画、立案、運営に携わりました。日本を楽しんでいただけるか日々話し合いを重ねました。上手くコミュニケーションが取れて、大成功だったと思います。多くの感謝の言葉をいただきました。初めての経験であり、十分な英語力はありませんでした。言語や文化の違いもあり不安でしたが、最後には企画直後には「ぜひ今度は家族を連れて、日本に来たい」と言って頂けたのが何より嬉しかったです。

今回の観光ツアーを通して、「今回あなたが私たちのため行ってくれた頑張りを、今度はあなたが救急救命士としてあなたを待つ傷病者に頑張ってほしい、素晴らしい救急救命士になれるでしょう。」と言われました。近い将来、傷病者のためにより役立つ自分の姿を想像してさらに一層努力しようとモチベーションがアップしました。

この貴重な経験から、今後様々なことに前向き挑戦し、様々な人に語り継いでいきたいです。高校生の皆さん、日体大に入学すればあなたも本当に心の残る素晴らしい体験が待っています。

【今回の観光ツアーの様子の動画はこちらから閲覧できます】
12月2日、3日に千葉県の佐倉市八街市酒々井町消防組合・佐倉消防署で実施された「さくらインターンシップ」に本学の女性学生5名が参加しました。
本イベントは、総務省消防庁の「女性消防吏員活躍推進モデル事業」として開催され、全国の大学・専門学校・高校等に在籍する女性を対象に、庁舎見学や消防活動訓練の体験、女性消防吏員との座談会など充実したカリキュラムで行われました。
佐倉市八街市酒々井町消防組合では、「さくら」の花言葉である優美・優雅をコンセプトに、さくら色を基調としたヘルメット、ホース、手袋等も準備してくださり、学生は、消防業界での女性活躍への期待を感じることができました。
参加した学生からは、多くの感想があがりました。
「はしご車搭乗の時、一緒にバスケットに乗った職員の方がずっと優しく声をかけて下さいました。傷病者にもこのように声かけしているのかなと考えると、とても安心できるだろうなと思いました。」
「普段できない体験がたくさんでき、本当に楽しかったです。」
「座談会で職員の方々とたくさんお話ができ、自分の進路を考える上でとても勉強になりました。」
「消防職員の皆様同士もとても仲が良く、雰囲気の良さを感じました。」
「また、訓練の見学や今回のように消防に関する業務の体験ができたら嬉しいです。」
「数人ずつの班に分かれてお話させていただいたので、質問もしやすくたくさんお話を聞けて良かったです。」
「自分が救急救命士になった際にも、今日感じた気持ちを思い出して傷病者に接することができたらと思います。」
お世話になりました佐倉市八街市酒々井町消防組合の皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

参加学生と女性消防吏員の集合写真

はしご車登場体験
本学救急医療学科では、12月10日(土)、第5回日本体育大学救命蘇生研究会を開催します。この研究会は毎年開催していますが、今年はさらに豪華なプログラムになりました。
第一部(午前中)は、救急救命士制度を作った山本保博先生、黒岩祐治神奈川県知事をお招きし、救急救命士創設からの30年を振り返り、将来を見つめる超豪華シンポジウムです。第一部終了後は、VR体験にも参加できます。
第二部(午後)は、著名な講師の教育講演と、学生や教員、卒業生等の研究発表です。
カリキュラムの詳細は、本学ホームページをご参照ください。
https://www.nittai.ac.jp/news/nid00000581.html
途中参加、途中退席も可能です。また、対面で来られない場合には、zoomによるオンライン参加も可能ですが、救急医療のレジェンドのお話を聴く貴重な機会ですので、対面での参加を推奨します!応募フォームに入力いただいた方に、担当者から12月上旬に対面参加会場の詳細や遠隔参加の方法のご案内を送らせていただきます。皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています!まだ、応募フォームに登録されていない方は、こちらからご登録ください。↓
https://forms.gle/UovgQMZbuWWzSroW7

画像をクリックすると、PDFファイルが開き、プログラムの詳細を確認できます。
10月30日に開催された「横浜マラソン2022」に、本学救急医療学科所属の学生と大学院保健医療学研究科所属の大学院生が救護活動協力として参加しました。
本大会では、学生らはコース上の救護スタッフ(FR隊員)、教員及び大学院生(救急救命士有資格者)はFR隊長として活動に従事しています。
コロナ禍により3年ぶりの大会となりましたが、横浜マラソンは地域の消防機関・医療機関が一体となって救護に携わる唯一の大会です。
安心・安全な大会運営の協力に加え、大学に求められている社会貢献にも教員・学生が一体となって参加しています。
地域医療、地域防災を担う本学に今後ともご期待ください。
※ FR:First Responder 急病や事故等が発生した場合、救急車が到着するまでの応急処置を行う者


“MEDIC Ⅱ “とは、米国シアトル市で行われている市民向け心肺蘇生法講習会を行う組織です。
この講習会によって市民の50%に心肺蘇生法を普及し、シアトル市の「心停止患者の蘇生率60%」は世界最高となりました。今回、インストラクターがシアトル市から初来日して、日体大でMEDICⅡ公認の心肺蘇生法講習会を開催します!講師は英語で話しますが、通訳もおりますので英語の苦手な方もご安心ください。受講資格はありません。心肺蘇生法の実技がありますので、動きやすい服装でお越しください。受講された方には、公式認定証を交付します。
なお、当日、日体大では「第55回日体フェスティバル2022」を開催しています。大学祭もお楽しみください。
日時:2022年11月4日(金)13:30~16:00
場所:日本体育大学 横浜健志台キャンパス9号館1階 臨地実習室(横浜市青葉区鴨志田町1221-1)
定員:100名(申込期限は10月31日としておりますが、感染対策の都合上、定員に達した場合は締め切らせていただきます。)
受講料:無料
内容:シアトルのMEDICⅡインストラクターによる、楽しく・面白く学べる心肺蘇生法(BLS)講習会です。
お申し込みは、ポスターのQRコードまたはこちらのURLから応募フォームにご入力ください。
後日、受講の可否と詳細について、ご入力いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。
https://forms.gle/q67sJXcV6y7hoaLAA


超高齢化社会を迎え、日本の救急搬送人員の約6割が高齢者となりました。高齢者と救急医療の現状と課題について、本学所属の救急救命士が専門知識を活かし、救急医療についての備えを分かりやすくお話します。
当日は、日本体育大学オープンキャンパスも開催しております。本講座を受講後は、学内をご見学いただいたり、救急医療学科の公開授業に参加することもできますので、ぜひ、キャンパス体験をお楽しみください。
日時:2022年12月11日(日)9:00~12:30
場所:日本体育大学 世田谷キャンパス(東京都世田谷区深沢7-1-1)5階大会議室
定員:100名
受講料:1000円(日本体育大学学生・教職員は無料)
内容:
①認知症の病状と日常対策
②感染症と肺炎の対策
③心臓・血管病への対策
④室内事故とその予防
⑤外出時の事故と予防
⑥高齢者の病態と日常で気を付ける習慣
詳細は、日本体育大学ホームページをご覧ください。
https://www.nittai.ac.jp/event/nid00000554.html
お申し込みは、こちらから↓(大学ホームページからもお申し込み可能です)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScy2AnZ5M_c4oI34ezPyoh925umI6VvhsTVWcHzC6lTyH4eqA/viewform
昨日と先月の2日間にわたり、救急医療学科所属の学生9名が小田原市消防本部・小田原消防署の施設見学を実施させていただきました。
【小田原市消防本部】
発足は1948(昭和23)年。2013(平成25)年に消防広域化による統合を経て、現在の2市5町(注1)を管轄する消防本部となる。
管轄面積は494.0㎢、人口約30万人。職員数372人、消防車両70台(注2)の消防力を誇る。
注1)小田原市のほか、受託市町として南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町を含む
注2)2022(令和5)年4月1日現在。その他の車両も含む
神奈川県小田原市と当大学は、2016(平成28)年に自治体連携を締結し、その目的は、体育・スポーツ及び健康づくりの分野において、それぞれの有する教育資源を有効かつ適切に活用し、一層の発展並びにさらなる社会貢献を図ることとしています。
救急医療学科では、3年次履修科目「救急車同乗実習Ⅱ」の実習協力をいただいているほか、小田原市やその周辺地域で開催されるイベント(自治体イベントやスポーツイベント)での救護協力も実施しています。
学生たちは今回の体験をとおして、消防機関が行う救急業務のほか、消防署内業務や消防本部業務など、将来の選択に繋がる1日として多くのことを学ばせていただきました。
今後もこのような取り組みを通して、現場の即戦力ともなる救急救命士の輩出に努めてゆきます。


学生の見学実施にあたり、ご調整をいただきました職員の皆さま、ありがとうございました。
横浜・健志台キャンパスでは2回目となるオープンキャンパスが昨日(9月11日)、開催されました。
多くの高校生や保護者の皆さまに足を運んでいただき、本学や救急医療学科の教育について、ハード・ソフトの両面から体感していただきました。
【体験授業】
救急医療学科はどのようなところか?4年間で何を学べるのか?
VRって何?救急医療のVRで何が学べるのか?
体験も交えてハード・ソフトの両面から本学教員がレクチャーします。
【臨地実習室】
救急医療学科が保有する最先端資器材は何があるのか?また、どのような実習ができるのか?
説明を聞くだけではなく、体験も通して知ることができます。
【救急隊活動(デモンストレーション)展示】
「救急救命士」とは何ができるのか?
救急隊活動の展示を、学生たちのリアルな姿と併せてみることができます。
オープンキャンパスは今年度後半も開催を予定しています。入試や大学生活、部活と勉学の両立など様々な疑問・質問に教職員、学生スタッフ一同が何でもお答えします!
是非とも本学オープンキャンパスにお越しください。今後もよろしくお願いします。
【現在、出願受付中】
総合型選抜 課題探求型入学試験 2022年9月21日(水)まで
https://www.nittai.ac.jp/exam/sougou/