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レポート記載・作成方法

レポート記載・作成方法 3つのポイント

見た目を整える 「大切なのは誠意を見せること!」

  1. 表紙をつける
  2. ホチキスでまとめる
  3. シワや汚れをつけない
  4. 参考文献を明記する

 

(1)表紙をつける 「必要ないと言われない限りつけるべき」

表紙をつける  
  • 講義名
  • 担当教員名
  • レポートの題名
  • 提出日
  • 学部/学科
  • 学籍番号
  • 名前

 

(2)ホチキスで止める 「指定がない限り左上に」

  • ホチキスがなかったら…やむを得ない場合、クリップもあり
  • バラける恐れがあるならば、各用紙にページ数と名前を記入すること
  • 評価者が自分のレポートのみを見ていると勘違いしないこと

(3)シワや汚れをつけない 「キレイに越したことはない!」

  • 汚れてしまったら新しく印刷し直すのが望ましい
  • 破れたり、シワにならないようにクリアファイルに保管する習慣を身に着けよう

(4)参考文献を明記する 「多ければ多いほど良い印象に!」

  • よく使う「救急救命士標準テキスト」はページ数まで記入すると振り返りやすい!
  • 参考にした文献がなかったとしても書いた方がよい

お題の焦点を絞る

  • 広いお題は内容が薄くなる
  • タイトルも狭いお題にする
  • 課題の自由度が高いもの程、狭く深く一点に絞ると良い。

文章構成を決める/覚える

  • 定型を覚えて使いまわそう
  • よく使われるのは 「起・承・転・結」
  • 「序論・本論・結論」 →レポートに適している

三段構成

「序論」(書き出し)

  • 何を何のために考察するのか
  • 論点・問題点は何か

「本論」 (主張や調査)

  • 自分の主張を裏付ける調査データや結果
  • 他者の考えや具体例をわかりやすく

「結論」 (締め)

  • 内容を端的にまとめる
  • それを踏まえた自分の考えを述べる
  • 今後の課題や展望を述べる

文章の基本

文章をわかりやすく書くためには?

<文章力の7つの要素>

  1. 良いテーマを見つける
  2. テーマに関わる様々な事柄に連想を広げる
  3. その中で書くべきことを見極める
  4. 書くべきことを把握する
  5. そこに自分独自の考えを加える
  6. 読み手の立場、心情、知識レベルを理解する
  7. 読み手に伝わる簡潔さ・明瞭な言葉で表現する

文章の基本形を作る

  • 「天気がいい」は、「何がどうした」(主語+述語)
  • 「日傘を差す」は、「何をどうする」(目的語+述語)

この2つの組み合わせを「文章の基本」とし、
これがしっかり作れれば、言いたいことが読み手に伝わる!

海や山に登る? ~述語の共用に注意~

  • 「海や山に登る」は間違い(海に登る→✕)
     ⇒「海で泳ぎ」「山に登る」
  • 「海を眺める」 「山を眺める」
    「海や山を眺める」⇒「眺める」なら共用が可能

<例文>

原 文 このトラは今、自分だけでなく2頭の子供も育てねばなりません。
→「自分を育てる」はおかしい。
改善案 このトラは今、自分が食べるだけでなく、2頭の子供も育てねばなりません。

<救急医療学科編>

原 文 救急隊の活動では、毎回心電図やバイタルサインを測定しなければならない。
→「心電図」はとる or 読む
→「バイタルサイン」は「測る」
改善案 救急隊の活動では、毎回心電図をとり、バイタルサインを測定しなければならない。

◇◆◇

どうした ~目的語+述語~

  • 「日傘を差す」=目的語+述語

<例文>

原 文 バラを育てるには、水やり、肥料、害虫、過剰な日光から人間が手を加え守ってやらねばならない。
→「「水やり、肥料に手を加え、守る」はおかしい。
改善案 バラを育てるには、水やり、肥料に気を配り、害虫、過剰な日光から守ってやらねばならない。
→「肥料に気を配る」「日光から守る」となる。

<救急医療学科編>

原 文 救急隊の隊員とは同じ価値観でいたいと思います。
→「価値観でいる」ではなく
「価値観を持っている」が適切。
改善案 救急隊の隊員とは、同じ価値観を持っていたいと思います。
改善案 同じ価値観を持っている隊員と活動したいと思います。
→「価値観を」(目的語) + 「持っている」(述語)

◇◆◇

どうした ~主語+述語~

  • 「天気がいい」=主語+述語

<例文>

原 文 サッカーの日本代表は、フェアプレーで有名な国です
→日本代表…は国の事
改善案 サッカーの日本代表は、フェアプレーで有名です。
改善案 日本は、フェアプレーで有名です。サッカーの日本代表も例外ではありません。

<救急医療学科編>

原 文 授業での頑張りや努力が、国家試験で必要な力が身に付く
→「努力が…、力が身に付く」はおかしい
改善案 授業での頑張りや努力を積み重ねれば、国家試験で必要な力が身に付く
→「努力を積み重ねる」(目的語+述語)
 「力が身に付く」 (主語+述語)とすると言いたいことが明確になる。

◇◆◇

簡潔に書く

伝えるべきことを絞り込む ~読み手にとって必要な情報は?

  • 読み手に丁寧に丁寧に…と気を使いすぎない。

<例>

原 文 皆様が気持ちよくご利用できるように…
インターバルでは
一度マシンから
降りてください。
ご協力をお願いします
改善案

 

マシンの上で
休まないでください

 

◇◆◇

重複を避ける ~同じ話を何度も聞きたくない~

  • 同じ言葉を繰り返すのは重複ですが、言葉を変えて同じ意味の事を繰り返すのも重複です。

<例>

原 文 その日の作業は、主に力仕事がメインでした。
→「主に」と「メイン」が同じ意味。
改善案 その日の作業は、主に力仕事でした。
改善案 その日の作業は、力仕事がメインでした。

◇◆◇

削れる言葉を削る ~一語でも短く、一字でも短く~

  • 文章を書くと、無意識に構えてしまうせいか、不必要に言葉を足して長く長く書いてしまいがちです。無駄な言葉を削りましょう。

<例>

原 文 公園内で犬を放している方へ、犬の放し飼いは禁止です。
→警告は犬を放している人向けであることからですから、「犬を放している人は」は不要です。
改善案 公園内で犬を放すことは禁じられています。

◇◆◇

文末をシンプルにする ~自信を持って言い切る~

  • 文末が単調になりがちですと、何か言葉を足して変化を付けたくなるのですが、自信を持って短く言い切った方が説得力があります。

<例>

原 文 三重県のカキで最も有名なのは、的矢のカキであると考えられる
→言い切りましょう。
改善案 三重県のカキで最も有名なのは、的矢のカキである

 

ものごとの最も大切な部分が「基本」です!

基本を
正しく身に付けると
応用力も身に付く

 

参考文献

公開日 : 2020-7-3