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勉強の仕方

勉強の仕方

まず、はじめに…問題です。

Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

  • Alexandraの愛称は(  )である。
    (1)Alex(2)Alexander(3)男性(4)女性

参考文献「STUDY HACKER」より抽出

 

 

答えは、(1)です

 

いかがでしょうか。頭の整理がきちんとできていましたか?

いくら説明文が書かれていても、解読できていないと正しい答えにはたどり着けません。

教科書を読んでも、なかなか答えが見つからないという人は、文章を正しく理解していないということ。

長時間頑張って勉強しても、頭に入っていない可能性が!

そんな人は…読解力が低下しいているかも

読解力とは、その名の通り文章を「読み解く」能力の事です。

読解力があれば、参考書や説明文を読むだけで自分で勉強できる!

読解力を身に着けて、勉強効率をUPしよう!

では、読解力ってどうやったら身につくの…?

今からでも大丈夫! 文章の要約で 読解力を鍛えよう!

方法

①文章の要約をしてみよう

メモを取る

日常的にメモを取ることで、重要なことがわかるようになり、全体をまとめる能力が身につく!

➁読書をしよう

音読してみる

無意識にやっている「飛ばし読み」をなくし、文章を隈なく丁寧に読む癖がつく!

印をつけてみる

重要と思うところを明確にし「筆者の伝えたいことは何か」などを意識しながら読むことで長文の要約に繋がる。

◇◆◇

今日から始めよう

  • オンライン授業では特に重要!
    なぜならば、聞き取りだけで理解しなければならないから。
  • 日々の授業でメモを取り訓練することによって話の重要なポイントがわかってくる!
    =少ないメモで話の要点がまとまる。
  • 要点がわかれば、話が理解できる。

みんなできる!  できる人の メモの取り方

メモはなんで必要?

メモの役割は備忘録だけではない!

備忘録⇒何かを忘れないために書き留める

他にも…

  • 学ぶため
    ⇒情報を整理して覚える
  • 考えるため
    ⇒手を動かして文字や図に書き出す
     情報を目で見て整理できる

メモを取るメリット

  • 備忘録
    忘れないように、見直せる
  • 要約力
    自然とまとめる能力が身につく
  • 安心する
    相手が安心する→信頼関係

メモを取るときのポイント

  • 基本的には手書きで!
    (後で読めればなんでもOK)
  • 日付と場所(科目名等)は必須
    (書き出しは新しいページから!)
  • その瞬間の感覚も書き留める

国家試験勉強

実習の授業内で行うプレテスト・ポストテストを活用しよう!

プレテスト(A・B問題)

設問①

医師の具体的指示を必要とする救急救命処置はどれか?

  1. 気管内チューブを通じた気管吸引
  2. 食道閉鎖式エアウェイによる気道確保
  3. 自動体外式除細動器(AED)による除細動
  4. ショックパンツの使用による血圧の保持
  5. マギール鉗子による声門上部の異物除去

回答と解説はここをクリック

正解 2

  1. 気管内チューブを通じた気管吸引
    → 包括的救急救命処置 救急救命士標準テキスト10版P,262
  2. 食道閉鎖式エアウェイによる気道確保
    → 具体的救急救命処置である 救急救命士標準テキスト10版P,263
    他にも「気管内チューブによる気道確保、乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保のための輸液、アドレナリンの投与、乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保及び輸液、ブドウ糖溶液の投与」がある
  3. 自動体外式除細動器(AED)による除細動
  4. ショックパンツの使用による血圧の保持
  5. マギール鉗子による声門上部の異物除去
    → ※3~5も包括的救急救命処置である

ポストテスト(C・D問題)

設問②

32歳の男性。オートバイ運転中に転倒事故を起こし、目撃者が救急要請した。

救急隊到着時観察所見:意識JSC1。呼吸数32/分。脈拍144/分、整。血圧78/56㎜Hg。体温36.0℃。SpO2値88%。瞳孔は両側3.0㎜であり、対光反射は正常。右胸壁に握雪感があり、右側の呼吸音は聴取できない。腹部は平坦、軟であり、圧痛を認めない。腰部および恥骨部に圧痛はない。四肢の変形を認めず、外出血も明らかでない。四肢の動きは良好である。

この傷病者で疑われる緊急度が高い病態はどれか。1つ選べ。

  1. 脳挫傷
  2. 骨盤骨折
  3. 脊髄損傷
  4. 緊張性気胸
  5. フレイルチェスト

回答と解説はここをクリック

正解 4

この設問では、バイタルサインからショックの病態であることがわかる。

  1. 脳挫傷
    →瞳孔所見から瞳孔不同の有無を認めず、意識レベルも含め脳損傷は否定的。P.716
  2. 骨盤骨折
    ショックをきたす骨盤骨折では動揺や圧痛を認めるため、「腰部および恥骨部に圧痛ない」ことから否定的 P.744~
  3. 脊髄損傷
    脊髄損傷では、上下肢何らかの麻痺を認めるため、「四肢の動きが良好である」ことから否定的 P.729
  4. 緊張性気胸
    右側の握雪感や呼吸音の消失を考えると緊張性気胸が考えられる。P.468、514、524、565、735
  5. フレイルチェスト
    胸郭運動の異常等の記載もなく、フレイルチェストは不定的。P.736

最後に

一番効率の良い勉強方法は、そこで聞いた内容を「次、誰かに教える」つもりで聞くこと。

難しい言葉や文章は、自分の言葉に置き換えて要約するだけで、頭への残り方が断然違う!

参考文献

公開日 : 2020-7-3